質問の達人になろう

●とっても「素直」ですよ

ちょっと前に「素直が一番」という話をしましたね。

「伸びるタイプ」と「伸び悩むタイプ」の違いについてです。

こんなメールが届きました。

「素直が一番」にハッとしました。
他の受講者と同じように、そのまま受け取っていませんでした。

大丈夫。「ハッとした」のだから、とっても素直ですよ。

伸びるタイプです。

紙を一枚ずつ積み重ねができるタイプですから、成果が表れてくると、そこからはグイグイ来ますよ。

「何をするか」(行動)、「何を考えるか」(思考)の一つ一つが、紙一枚です。油断することなく、丁寧に「素敵な紙」「良質な紙」を積み重ねていきましょう。

口にする言葉、

表情、

ふと感じたこと、

刺激に対する反応、

休日の過ごし方、

トラブルがあった時の意識の持ち方、

等など、「これでOKかな」と自分自身をいつもモニターして、「良い紙」が重なるように気をつけていきましょうね。

さて、今月は「質問」のトレーニングです。

最も重要といえる、コミュニケーションの技です。


●「質問」の威力を知っていますか?

今回のテーマは「質問の技法」。

コミュニケーションでの「質問」の威力を知っていますか?

──と聞かれたら「知らない」とは答えないと思いますが、しかし本当に「質問」という技の威力を知り、使いこなしている人は少数です。

「良い質問はすべてをあなたにもたらす」というのに、そこまでの重大事とは理解されていないのが「質問」でしょう。

会話の何割を「質問」が占めていると思いますか?

これから気にしてみてください。こんなに質問をしたりされたりしていたのだと驚くはずです。

良い関係が築けたとき、そこには「良い質問」があったはず。

摩擦を起こして人間関係がこじれたとき、そこには「マズイ質問」があったはず。

問題解決の手がかりが得られたとき、「良い質問」がカギとなったはず。

問題をさらに混沌とさせてしまったとき、「マズイ質問」が原因だったはず。

相手が喜んであなたに付き合ってくれたとき、「良い質問」がキッカケだったはず。

相手が「怒った」程度なら、その原因はあなたの怠慢やミスのせいかもしれない。

しかし相手が「激高した」「ぶちキレた」としたら、「マズイ質問」が引き金になったことでしょう。

では、良い質問と、下手な質問の違いは、何なのでしょうか。

質問は「技術」ですから、練習でうまくなります。

文章の書き方講座で「質問」を学んで、「質問の達人」になりましょう。

※お申込みは https://fermata-cafe.com/fer/lesson/seasonal/ からどうぞ

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【レッスンメニューのご案内】

  1. 共鳴発声法で楽に無理なく話せるようになりたい……声のサロン
  2. 人間関係を日に日に好転させて豊かな人生を生きたい……どんどん良くなるレッスン
  3. 言葉、意識、身体の使い方をマスターするレッスン……オンラインことば学講座

何かがうまくいかないとき、苦しくなったとき、MKCカウンセリングはあなたの味方です。


言葉の呪いを解く方法

●オンラインことば学講座で「言葉の呪いを解く」

今回のテーマは、「言葉の呪いを解く方法」です。

なんだか怖そうなテーマですね。

でも大丈夫。「言葉によるマイナス影響を取り除く」を、ちょっぴりインパクトの強い言い方で表現しただけですから。

もう少し穏やかな言い方をするなら、「言葉の護身術」ですね。

私たちは日頃から、他者から投げかけられる言葉にさまざまな影響を受けて生活しています。

それはもう、生まれた瞬間から今まで、ずっと。

親に言われた言葉、幼馴染みが言い放った言葉、学校の先生がふと口にした言葉──

言葉は、ずっとあなたの内部にあって、影響を及ぼし続けます。

薬なら代謝されれば効き目はなくなります。身体的なケガも治れば痛くない。

ところが、中に投げ込まれた「言葉」だけは、放置しておくと永久に残り、放射能のように影響を及ぼし続けるのです。

この様子を「言葉の呪い」と表現しました。

サイドブレーキの喩えは知っていますね。行動しているのに、同時にかかっているブレーキのこと。

メンタルブロックと呼ばれることもあります。

それらはすべて、「言葉というパッケージ」となってあなたの中に居続けている呪いです。

一刻も早く解除しましょうね。


●呪いを数え上げておきましょう

当日までに、あなたの中に残っている「言葉の呪い」をあらためて意識化しておきましょう。

呪いを解くには、呪いの存在に気づく必要があります。

言葉はあまりに身近なので、すでに無意識領域にまで浸透して、「もともと自分の考え方」であるかのように思い込んでいるケースが多いのです。

でも、よく考えてみてください。生まれつき、マイナスのブレーキを持って生まれてくる人なんて、いませんよね。

気づかないうちに外から与えられ、あたかも生まれつき持っているかのように無意識領域に浸透してしまったのです。

そのレベルの「言葉の呪い」は、レッスンの中で解除していくので、大丈夫です。まずは自力で意識化できるものを書き出しておいてください。

意識的に思い出せる、「自分の考え方や感じ方がマイナスに傾く原因」を、思い出せるだけリストアップします。

以前にクライアントが報告してくれた例を挙げるなら、

・「どうせ私の娘だからバカなのはしょうがない」と母親
・「やっぱり才能の差っていうのは如何ともしがたい」と部活の顧問
・「悪口ってなんでこんなに楽しいのかな」と学生時代の友達
・「私たちって贔屓目に言っても可愛いほうじゃないじゃん」と友人

こういった、ある意味剥き出しの「わかりやすい」例なら、思い出しやすいでしょう。

全部思い出せなくても問題はありませんが、思い出せるものはメモしておいてください。

では、オンラインことば学講座で深いレベルで言葉のレッスンをしましょう。

お申込みがまだなら、こちらからお手続きをどうぞ。
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言葉があなたの顔を変えていく理由

●好感度アップの幸せほうれい線がいい

「ことば学講座」では、言葉が体に及ぼす影響を取り上げていますね。

https://wsi-net.org/kotoba.html (ことば学講座)

不平不満の言葉を発すると、口角を下げる筋肉(口角下制筋)や
唇を下げる筋肉(口唇下制筋)が収縮して、不平不満の表情を作ります。

言葉による影響は、意識ではなかなかコントロールできないので、
無意識のうちに筋肉が動いてしまいます。

たとえば、「笑顔でネガティブな言葉を発する」ような実験をすると、
浅いレベルではうまくできたかのように思えても、
よ~く観察すると、顔のあちこちで筋肉が反応しているのがわかる。

目の上とか、口の下とか。

笑顔を作る筋肉が拮抗筋と闘ってひきつっている感じも自覚できるでしょう。

言葉の使い方を誤ると、ほうれい線が老けラインを作り、
老け顔が沁みついてしまいます。

そう、ほうれい線には2種類あるのでしたね。

気持ちいい笑顔が刻まれる、好感度アップの幸せほうれい線と、
不平不満が刻み込まれた、老人性老け顔ほうれい線。

そうそう、こんな報告メールをいただきました。

この前の筋肉ほぐしと言葉の意識を続けていたら、
口の下のシワが薄くなってきました!うれしい!!
メイクで隠そうとするのは間違いでした。

口の下は、老けラインのほうですから、深く刻まないほうがいいですね。
長年の癖を少しずつ溶かすイメージで、解消していきましょう。

言葉って、ある意味、怖いですね。
長年の積み重ねで顔を変えてしまうのだから。

でも大丈夫ですよ。これからあなたは、言葉の使い方を変えていきます。

そして、筋肉に直接働きかけて、ほぐしていきます。

というのは、長年の言葉の習慣で凝り固まった筋肉は、
ただ言葉を改めただけではなかなかほぐれないのです。

だから、筋肉に直接アプローチしてほぐしつつ、言葉を改善していく。

これが必須のトレーニングです。


●遠くから見ても言葉が推測できるのはなぜか

おしゃべりをしている2人の女性の姿が、ガラス越しに見える。

何を話しているかは聞こえないけれど、姿ははっきり見える。

こんなシーンで、どんな種類の言葉を話しているのかが推測できます。

口にする言葉、耳にする言葉によって、筋肉が反応するからです。

目に見えてわかりやすいのは、表情筋。

表情筋とは、眉を持ち上げる前頭筋(ぜんとうきん)、
目の開き具合を調節する眼輪筋(がんりんきん)、
口角を挙げる頬筋(きょうきん)や口角挙筋(こうかくきょきん)、
口の表情を作る口輪筋(こうりんきん)など、
表情を作るのに貢献している筋肉の総称です。

こういった筋肉は、意識的に動かさなくても、脳内に思い浮かべた言葉、
口に出した言葉、耳で聞いた言葉によって、
無意識(潜在意識)がコントロールして動かしています。

だから、姿や顔を見るだけで、「素敵な言葉で会話をしているのだろう」
「誰かの悪口を言っているんだろう」と表情筋を見ただけで推測できるのです。

さらに、言葉の影響は筋肉に沁みつくから、
「いつも素敵な話題で会話をしている人」なのか、
「いつも誰かの陰口や愚痴が多い人」なのかも、顔でわかる。

人相学や人相占いって、そういうことなんですよね。

言葉の使い方を変えると、人相が良くなります。

じっくり取り組んで、幸運体質になりましょうね。

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日常の動作が楽になる言葉の使い方

●「それって将来役に立つの?」

子どもの頃に、親や学校の先生に向かって、
「こんな勉強、将来役に立つの?」と聞いたことはありませんか?

ストレートに尋ねはしないにしても、内心疑問に思った経験は
多くの人にありそうですね。

受験業界では、指導者たちが「どう答えるか」に直面する問題なので、
必ず通る道です。

まあそんな大げさなものではありませんが……

数学では因数分解や微分積分、国語では古文の暗唱など、
「将来役に立つの?」という疑問を抱きやすいタイミングはあるようです。

なぜか英語は、聞かれないんですよね。
実用性が高いと思われているのでしょうか。
英語の指導者としては有利で楽ですが、
日本語のネイティブとしては、ちょっぴり寂しいことですね。


●確かに実用的ではない言葉の知識もあるけれど

さて、その「国語、日本語」について考えてみましょう。

私たちネイティブスピーカーにとって、
表記や漢字の知識は実用的です。

「じうすあります」と書いたら、「ジュースあります」に思えない。
(小学生の頃に通学途中の店に書いてあった)

「飛行機が跳ぶ」と書いたら、躍動感のある飛行機をイメージしてしまう。

「外来語はカタカナ表記」
「『飛ぶ』と『跳ぶ』の区別」

といった知識は、実用性が高いんですね。

それに対して、「美しい」は形容詞だが「綺麗だ」は形容動詞、だとか
「する」はサ行変格活用動詞、といった知識は、
まったく無くても日常会話はもちろん、学術的な論文を書くにも困らない。

「日本語に関する論文」を書くなんて、日本人の中でも特にマニアックな
ごく一部の人間だけの行為ですから、全員に義務教育で教えるとしたら
「実用性」を理由にするのは無理がありますね。

しかし、です。

漢字の使い方より、「じうす」より、
はるかに実用的で有用な言葉の知識があります。

それが今回の「ことば学講座」で取り上げる「身体操作への影響」です。


●言葉の使い方で、動作が楽になる

頭の中に浮かんでいる言葉によって、動作が変わります。

あなたを苦しめている慢性の肩こり、腰痛は、
動作(立ったり座ったり歩いたり)の際に意識すべき言葉が
頭の中に浮かんでいないせいかもしれません。

漫然と立ち、なんとなく座り、惰性で歩いていませんか?

適切な言葉を用いて、あなたの身体に適切な動きを教えるのは、
あなた自身の大事な仕事ですよ。

疲れない立ち方、凝らない座り方、
違和感のないスムーズな歩き方を身につけましょう。

翌日から仕事の様子が変わりますよ。

言葉の秘訣を伝授していきますから、必ずマスターしてくださいね。
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言葉の使い方で体の動きがこう変わる

●うまくいく体質、うまくいきにくい体質を言葉で強化している

私たちは、「言葉」で生きています。

大げさな言い方だと思いますか?

しかし、「イイ、これ!」「うわ、ぬるっとした!」などと
感じたことが言葉になり、言葉を使って思考して、
思考に基づいて行動しているのだから、決して大げさではないでしょう。

「ぬるっと」と言うか「つるっと」と言うかで、本人は軽い気持ちでも、
相手への伝わり方が違ってきます。

そうめんののどごしを「つるっと」の代わりに「ぬるっと」と表現したら、
相手は箸を置きたくなるでしょう。

どんな言葉を使うか、どんな言い方をするかによって、
人に与える印象や、人からの扱いも変わります。

「言い方」の違いを明示的に説明されたのは、合気道の道場でした。

稽古が終わると、門弟が道場の台所のような場所に集まって食事をします。
奥様がいろいろと作ってくださるのです。

ある時、食事が終わった頃に来た門弟がいました。

稽古はとっくに終わっていて、「みんなと会うだけ」のために来るわけですが、
仕事の都合で遅くなる門弟は、そういうことはよくありました。

奥様が「残り物ですけど、召し上がりますか」と、
すでに片付けてあったものを冷蔵庫から取り出しました。

すると先生が、「そういう時は、特別に取っておいた、と言うんだよ」と言い、
奥様も「○○さんのために取っておきました」と言いながら食卓に出しました。

お二人とも冗談めかした言い方だったので、いつものお戯れかと思いましたが、
先生からは「言い方ひとつで、違って伝わる」「言い方が大事」という話を
その後何度も聞かされました。

言葉の選び方、表現の仕方ひとつで、相手を気分よくもさせれば、
ストレスを与えもします。

つまり「うまくいく体質」「うまくいきにくい体質」を言葉で強化している、
ということができます。


●正中線、丹田も言葉

すでにおなじみの正中線や丹田、意識体といった言葉も、
「意識」や「身体感覚」でありながら、「言葉」としてパッケージ化して
適切に使うことによって、再現性が高まり、安定します。

つまり、言葉の使い方によって、身体感覚が変わるのです。

今回の「ことば学講座」は、まさにこの言葉の効果を取り上げます。

言葉で意識が変わり、意識で体の動きが変わることを実感していただきます。

スポーツや演奏、演技など高度な身体操作だけでなく、
日常の動作もガラリと変わりますよ。

レッスン後に鏡に映った歩き姿、座った姿を見て、
変化を実感してください。

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あれ? いま何の話、してたっけ?

●ワーキングメモリの使い方

「ことば学講座」で「ワーキングメモリの使い方」を取り上げています。

「ワーキングメモリって、初めて聞く言葉です」
という方が結構多くて驚きましたが、むしろ安心しました。

先入観があるより、まっさらなほうが、ノイズが混じらず、
最終的な到達レベルが高くなるからです。

会話やスピーチやプレゼンテーションや文章など、
言葉を上手に使いこなしたいとしたら、
「ワーキングメモリ」抜きに語ることはできません。

なにしろ、ワーキングメモリとは「脳内で情報をいじる場」のこと。

つまり、「言葉を操作する場」のことなのですから。

語彙を増やせば、話し方が上手になるか。

なりません。私が良い例です。

言いたいことを表す言葉がうまく口から出てこなくて悩んでいた小学時代、
国語辞典を丸ごと覚えればすべて解決! と早合点して、
猛烈に語彙力アップに励みましたが、悩みは解消しませんでした。

身につけるべきは語彙ではなく、「ワーキングメモリの使い方」だったのです。

ワーキングメモリの使い方が改善しないまま、
ひたすらデータを溜め込むように語彙を増やしていっても、
データを呼び出す能力がなかったら、宝の持ち腐れです。

※データの呼び出しはワーキングメモリの働きの一つ

語彙が増えはして、通じにくい言葉をやみくもにポンと投げ込んだり、
「言葉は正しくても、タイミング的に正しくない」使い方をしたりと、
コミュニケーションにとってマイナスの行動を起こしてしまう。

そんな人、きっとあなたのまわりにもいるでしょう。

ほかの言葉を知らないわけではなく、性格が良くないわけでもなく、
「ワーキングメモリの使い方」が下手なせいで、
嫌がられるような言動になってしまうのです。


●デザートは何になさいますか?

食後のデザートを勧められたときも、ワーキングメモリが活躍します。

「デザートは何になさいますか?
 マンゴーとココナッツのシャーベットと、
 マンゴークリームの猫ちゃんロールケーキと、
 ココナッツミルクのさわやかブラマンジェがございます。
 お好きなものを2つお選びください」

こう説明されて、「ではシャーベットとブラマンジェをお願いします」
と答えられる人は、ワーキングメモリの使い方が上手です。

相手の話を聞きながら、「いま聞いたばかりの言葉」だけでなく、
「その前に聞いた言葉」「さらにその前に聞いた言葉」まで覚えていないと、
コミュニケーションに支障をきたすことがあります。

まあこの例は極端なので、こんな聞き方をされたら、
「えっ、ロールケーキと、猫と、なんでしたっけ?」
なんて困惑する人が多いでしょうね。

つまり、さわやかブラマンジェを聞きながら、猫ちゃんロールケーキのことや、
シャーベットのことまで覚えていないと、何度も聞き返して繰り返させたり、
結局あきらめて「じゃあ最初の2つで」なんて適当な決め方に逃げることになる。

※言葉の一時的な保持はワーキングメモリの働きの一つ

ワーキングメモリの使い方がうまくないと、
ほしいものが手に入らないこともあるわけです。

こんな経験はありませんか?

・しゃべっているうちに、自分が何の話をしていたのかわからなくなった
・相手の話を聞いていて、言いたいことがわからなくなった
・文章を書いているうちに、まとまりがつかなくなって、結局あきらめた

このような現象には、脳のワーキングメモリが関係しています。

中には上記のような経験が頻繁に起こると、
「老化かな」「認知症かも」と心配する方もいますが、
単にワーキングメモリの使い方の問題です。

コミュニケーション能力が高い人、仕事のスキルに優れた人、
成果を上げる人は、ワーキングメモリの使い方が適切で、
メンテナンスもできていると言われています。

今回の「ことば学講座」では、ワーキングメモリの使い方を学びましょう。

ことば学講座でバッチリ勉強しましょうね。
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論理は難しい?

●論理は「ボールを手で持たない」ようなもの

「論理って難しいですよね」と、
ことば学講座の受講者が話していました。

確かに、小難しい理屈のようなイメージがあるかもしれません。
論理学なんて、まるで数学ですからね。

でも大丈夫。

あなたがマスターして得をするのは、論理学ではありません。

「実用的な論理の基礎」だけで十分です。

難しい論理の理屈に頭を悩ませる必要などありません。

これは喩えるなら、サッカーでいえば
「ボールを手で持たない」ルールのようなもの。

このルールができた経緯や歴史を知らなくても、サッカーはできる。
しかし、ルール自体を知らないと、あっという間に退場処分。

おしゃべりをしていて、気づかないうちに「退場処分」になっている
ルール知らずの人は少なくありません。

書き言葉なら、もっと多い。
読んでもらえる文章を書くには、論理の基礎力が必要です。

難しい理屈は要りません。「ボールを手で持たない」レベルでいい。

あなたのコミュニケーション能力を高めてくれる論理とは、
そういうレベルの「言葉のルール」です。

「ボールを手で持たない」というルールを知っている人と知らない人と、
どちらが「観戦するに値するサッカーの試合」になるかといえば、
言うまでもないでしょう。

文章でいえば「読むに値する文章」、
しゃべりでいえば「聞くに値する話」ですよ。

まずは言葉の基本ルールを押さえますよ。


●論理はショートカットキーのようなもの

論理は、「道具としての言葉の使い方」です。

パソコンを組み立てられなくても、パソコンは使えます。
でも、キーボードやマウスの使い方を知らないと、使えない。

さらに、「Ctrl+Cでコピー、Ctrl+Vで貼り付け」を知っていれば、
知らない人より作業が格段に速くなる。

ショートカットキーを知らない人が文書を保存するときに、
キーボードから手を離してマウスを握り、
マウスポインターをメニューの「ファイル」に置き、
そこでクリックしてから「上書き保存」まで下がって、
クリックしてようやく上書き保存……なんてもたついている間に、
あなたは「Ctrl+S」で0.2秒でスパッと上書きする。

あなたの動作を見ても、「マウスでもたもた」の人には、
何が起きているのか想像もできません。

まるで「違う世界に生きている」かのよう。

論理の基礎がわかると、今まで見えていなかった「裏の意味」や
「隠れた前提」が手に取るように見えるようになります。

だから、すばやく、的確に、効果的に言葉を選び、使うことができる。

知らない人は「べつに知らなくてもマウスでできるからいい」けれど、
知っている人は「使わずに作業をするなんて、もはや考えられない」。

まさに論理はショートカットキーのようなもの。

あなたに伝授したい論理テクニックとは、そういうレベルの技です。

すべての論理を理解する必要はありません。
コミュニケーションに役立ち仕事のレベルが上がる論理だけを
厳選してトレーニングしますから、
とにかくそれだけはしっかり身につけてください。

大事なポイントを何度も何度も取り出して、
完全に理解できるまで丁寧に教えますからね。

* * *

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最短で伝える技術

●「最短で伝える技術」を身につける日

新潟市やオンラインでおこなっている文章の書き方講座では、
実際に仕事で使える即効性のある技を伝えています。

たとえば、「最短で伝える技術」。

そう、今のあなたに最も必要な技術でしょう。

しっかりマスターして、週明けの仕事からさっそく活かしてくださいね。


●伝える時間は短いほど良い

しゃべりも文章も、何かを伝える(そして動いてもらう)のが目的です。

だから、自分だけでなく、必ず相手がいます。
「伝える」という行為には複数の関係者がいる、ということです。

だから、伝えるのに要する時間は、短ければ短いほど良い。
この原則は、あらゆるケースについて、当てはまります。
お友達との気楽な会話でも、です。

まずは職場を考えると、最もわかりやすいでしょう。

忙しい上司に、Aさんが「報告」をしようとします。

しかし、Aさんは「話が長い」。
つまり「伝えるのに時間がかかる」。

だから上司は、Aさんの報告を受けたくない。
余計な時間がかかるから。

それでも立場上、報告を受けないわけにはいかないから、話を聞き始める。
なかなか終わらない、延々と切れ目のないAさんの話を。

同僚たちにとっても、困った状況です。

自分だって上司に報告したいのに、Aさんの話が時間を奪ってしまうから、
上司はますます忙しくなって、落ち着いて話を聞いてくれなくなる。
イライラしている上司に話しかけたくはない。

だから、「話が長い」「端的に伝えられない」Aさんに対して、
「やれやれ」「またか」「いい加減にしてよ」という気持ちに
どうしてもなってしまうのです。

Aさんにも、「最短で伝える技術」を学ぶ機会があるといいですね。
いつかあなたが手ほどきしてあげてもいいかもしれません。


●お友達との気楽な会話なら大丈夫か

「仕事なら最短で伝えるのはわかるけど、
プライベートなら時間をかけてもいいのでは?」

「プロセスを楽しむ状況なら、最短でなくてもいいじゃないか」

と思う人もいます。

しかし、残念ながらそうもいきません。

まず第一に、関係者全員がプロセスを楽しんでいるとは限らない。

知人との電話がなかなか切れなくて困惑しているシーンを思い出せば、
「プロセスを楽しむ」が言い訳にならないと実感できるでしょう。

では、全員がプロセスを楽しんでいるのが確実なら、
長々と時間をかけてもいいか。

たとえば、二人の時間をのんびり楽しみたいデートならどうか。
「時間が長ければ長いほど幸せ」ですか?

会話が1時間より2時間のほうが、2時間より3時間のほうが幸せ~、
となんとなく思うかもしれませんが、
レストランでメニューを眺めながら「決められない理由」を1時間語られたら、
それでも「このゆったりした会話、幸せ~」と言っていられますか?

とっとと注文して、運ばれてきた料理を味わいながら、
会話の先を楽しむほうがずっと幸せでしょう。

「ゆったり楽しむ会話」であっても、瞬間瞬間を切り取れば、
「スパッと伝わるに越したことはない」のです。


●この技術でだんだん差が開いていく

文章の書き方講座では、「最短で伝える技術」を身につけて、
今までもたついていた場面で、最短で伝えてみてください。

「最短で伝える技術」は、効果が蓄積していきます。

適当に自己流でしゃべるのと、最短で伝える技術を駆使するのとでは、
半年後、1年後、3年後と、待遇の差が徐々に開いていきます。

うれしい技ですね。

「最短で伝えるだけで、こんなに差が出てくるのか」と
時間の経過とともにますます驚きますよ。

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クイズです。私たちの能力の差は何から生まれるでしょうか

●目に見えないものが見えるようになる技

MKCトレーニングは、あなたの生まれ持った能力を引き出し、伸ばします。

深い部分にあってまだ眠っている能力は、せっかく持っているのに、
適切に刺激してやらないと、そのまま眠ったまま終わるからもったいない。

人はみんな、すばらしい潜在能力を持って生まれているのに、
開花させずにいるばかりか、様々なやり方で「押さえつけて」います。

心当たりはありますか?
もったいないですね。

まだ潜在意識下にあって目に見えない能力を、
わざと発現しないように押さえつけたり、否定したり、
なのに能力ある他人を羨むという矛盾した行動を取ったり……

そんな「押さえつけて伸ばさない」最悪の元凶は何だと思いますか?

金銭的な事情?
親の干渉?
身近な人の不寛容?

すべて違います。すべて言い訳に過ぎません。

答えは「自分の思考」です。

うまくいく人と、うまくいかない人とでは、考え方が違います。
それはもう、「どうしてそう考える?」「なぜそう感じる?」と不可解なくらい。

うまくいく人からすると、うまくいかない人の思考が理解できない。
「なんでそんなふうに考えるんだろう。もったいない」
「むしろそんな発想はなかった」
「そんなふうに考えていたら、自分がつらいだろうに」と。

うまくいかない人からすると、うまくいく人の思考が理解できない。
「なんでそんなふうに考えられる? だって現実に……」
「あの人は恵まれているから、私とは違う」
「私は現実的なだけ」という具合に。

しかも、まさにこのように、思考は「言葉」として現れます。

思考が言葉として現れるだけでなく、
あなたの中にある言葉が思考に影響を与え、コントロールします。

だから、自分の中にどんな言葉が、どんな思考パターンがあるかを認識し、
うまくいくタイプに変換していけば、潜在意識下にある目に見えない能力が
開花し、伸びていくようになるのです。

仕事の能力が高まり、コミュニケーション能力も高まり、
恵まれるようになり、人の役に立てるようになっていきます。

こんなメールをいただきました。

よく考えたらMKCは見えない部分を磨いていくレッスンだと思います。
その究極が潜在意識です。

見えないけれど、そこにその人の全てが含まれている。
他からは見えない考え方が、表に表れる行動の元になっています。

まさにそういうことですね。

「表に現れる行動」の代表が、言葉。

だから、言葉を論理的に分析すると、目に見えない深層心理がわかります。

論理の「否定」をマスターすると、
口に出していないけれど深層心理の中にある言葉(つまり思考)が
はっきり目に見える形でそこに見えます。

目に見えないものが、論理力によって、可視化されるのです。

他人の心を勝手に推測するのとは違います。

歯磨きのチューブからニュルっと歯磨きが出てきたのを見て、
「このチューブの中には、歯磨きがあるに違いない」
と推測するのと同じ確実さです。

ちなみに「勝手に推測する」とは、
歯磨きのチューブからニュルっと歯磨きが出てきたのを見て、
「でもこの歯磨きに毒を混入された可能性もゼロじゃないよね」
と推測するようなもの。

ね。ぜんぜん違うでしょう。

でも、論理のトレーニングをしていないと、
この2つの推測がまるで異なる次元の思考であると区別できません。

思考は言葉。言葉は思考。相互に影響しあっています。

だから、思考を変えるには、言葉を変える必要がある。
言葉を変えるには、思考を変える必要がある。

どちらが先かと言えば、言葉です。

「論理」という言葉の能力を高めていきましょう。
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  3. 言葉、意識、身体の使い方をマスターするレッスン……オンラインことば学講座

何かがうまくいかないとき、苦しくなったとき、MKCカウンセリングはあなたの味方です。

成功している人の真似をしたら失敗した理由

●成功した人の真似をしてもうまくいかなかったワケ

次の一文をじっくり考えてみましょう。

「言葉の能力が高ければ成功するのであれば、
逆に言うと成功した人はみんな言葉の能力が高いってことだね」

このような「逆に言うと」には、なんとなく同意しそうになりますね。

しかし、単純に「確かにそうだね」と同意しそうになった方は
論理のトレーニングをしっかりおこないましょう。

この「言い換え」(逆に言えば)が正しくないことを
論理的に説明できますか?

今は説明できなくても大丈夫。
明日の「ことば学講座」でじっくり勉強します。
明日の帰り道では、あっさり説明できるようになっていますからね。

この論理力がなぜ大事なのか。

丁寧な言葉のトレーニングを積み重ねていけるか、
途中で台無しにしてしまうか、に関わってくるからです。

言葉の能力(コミュニケーション能力)と人間関係には
強い関連があることは納得できます。

だから、「言葉の能力が高い人が成功する」はわかりやすい。
なにしろ、成功した社長の約8割が、「勉強してよかったこと」
に挙げているのが「話し方」なのだそうです。

だから、「言葉の能力が高い人が成功する」はよくわかる。

しかし、「逆に言うと」を真に受けてしまうと、失敗します。

つまり、
「身近にいる、成功していると思われる人の話し方を真似する」
という、最もやってはいけない行動に走ってしまうのです。

「成功者の真似をすれば成功する」とまことしやかに語られる場面もある。
でも、論理力の高い人は、そんなおかしな説に騙されません。

うまくいくためのエッセンスと、個人の行動とは、別だからです。

成功している人が「夜型」の生活をしていたとして、
「私も夜型の生活をしたら、うまくいくのでは」とは考えませんよね。

なのに、話し方とか人付き合いとか、
もっと大事なことでこれと同じ真似をしてしまうケースがあります。

敬語のトレーニングをしてきた人が、
「いや、職場で人間関係がうまくいっている人は、
すごく乱暴な話し方をしている」と感じると、
自分も敬語を崩して乱暴な話し方を試してしまう。

これでは丁寧なトレーニングが台無しです。

うまくいっている人が喫煙をしていたからといって、
「私も煙草を吸ってみよう」と考えるのは、論理的にもおかしい。

「煙草を吸っても大丈夫なのか」と判断するのは、もっとおかしい。

こういった判断を論理的にできるのが、真の言葉の力です。

「言葉の能力が高い人が成功する」が成り立つとしても、
前後をひっくり返した「成功した人は、言葉の能力が高い」は
論理的にも現実的にも成り立ちません。

でも、「成功していない人は、言葉の能力が高くない」なら正しい。

なぜか。

──という話が明日のことば学講座で出てきます。

混乱してきましたか?
すぐにスッキリしますからね。

論理力が高まると、精神的に安定する、という話がありました。

精神的な安定だけでなく、行動にも安定感が出ます。

目の前の現象や、身の回りの出来事に振り回されなくなります。

「論理」という言葉の能力を高めていきましょう。
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