●好感度アップの幸せほうれい線がいい
「ことば学講座」では、言葉が体に及ぼす影響を取り上げていますね。
https://wsi-net.org/kotoba.html (ことば学講座)
不平不満の言葉を発すると、口角を下げる筋肉(口角下制筋)や
唇を下げる筋肉(口唇下制筋)が収縮して、不平不満の表情を作ります。
言葉による影響は、意識ではなかなかコントロールできないので、
無意識のうちに筋肉が動いてしまいます。
たとえば、「笑顔でネガティブな言葉を発する」ような実験をすると、
浅いレベルではうまくできたかのように思えても、
よ~く観察すると、顔のあちこちで筋肉が反応しているのがわかる。
目の上とか、口の下とか。
笑顔を作る筋肉が拮抗筋と闘ってひきつっている感じも自覚できるでしょう。
言葉の使い方を誤ると、ほうれい線が老けラインを作り、
老け顔が沁みついてしまいます。
そう、ほうれい線には2種類あるのでしたね。
気持ちいい笑顔が刻まれる、好感度アップの幸せほうれい線と、
不平不満が刻み込まれた、老人性老け顔ほうれい線。
そうそう、こんな報告メールをいただきました。
この前の筋肉ほぐしと言葉の意識を続けていたら、
口の下のシワが薄くなってきました!うれしい!!
メイクで隠そうとするのは間違いでした。
口の下は、老けラインのほうですから、深く刻まないほうがいいですね。
長年の癖を少しずつ溶かすイメージで、解消していきましょう。
言葉って、ある意味、怖いですね。
長年の積み重ねで顔を変えてしまうのだから。
でも大丈夫ですよ。これからあなたは、言葉の使い方を変えていきます。
そして、筋肉に直接働きかけて、ほぐしていきます。
というのは、長年の言葉の習慣で凝り固まった筋肉は、
ただ言葉を改めただけではなかなかほぐれないのです。
だから、筋肉に直接アプローチしてほぐしつつ、言葉を改善していく。
これが必須のトレーニングです。
●遠くから見ても言葉が推測できるのはなぜか
おしゃべりをしている2人の女性の姿が、ガラス越しに見える。
何を話しているかは聞こえないけれど、姿ははっきり見える。
こんなシーンで、どんな種類の言葉を話しているのかが推測できます。
口にする言葉、耳にする言葉によって、筋肉が反応するからです。
目に見えてわかりやすいのは、表情筋。
表情筋とは、眉を持ち上げる前頭筋(ぜんとうきん)、
目の開き具合を調節する眼輪筋(がんりんきん)、
口角を挙げる頬筋(きょうきん)や口角挙筋(こうかくきょきん)、
口の表情を作る口輪筋(こうりんきん)など、
表情を作るのに貢献している筋肉の総称です。
こういった筋肉は、意識的に動かさなくても、脳内に思い浮かべた言葉、
口に出した言葉、耳で聞いた言葉によって、
無意識(潜在意識)がコントロールして動かしています。
だから、姿や顔を見るだけで、「素敵な言葉で会話をしているのだろう」
「誰かの悪口を言っているんだろう」と表情筋を見ただけで推測できるのです。
さらに、言葉の影響は筋肉に沁みつくから、
「いつも素敵な話題で会話をしている人」なのか、
「いつも誰かの陰口や愚痴が多い人」なのかも、顔でわかる。
人相学や人相占いって、そういうことなんですよね。
言葉の使い方を変えると、人相が良くなります。
じっくり取り組んで、幸運体質になりましょうね。
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