任せる=他人にやってもらう?

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「ことば学講座」のお申込みはこちらからどうぞ。
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https://wsi-net.org/kotoba.html (ことば学講座)

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●身近な相手にこそ効く「任せる技術」をマスターしよう

今度の「ことば学講座」は、「任せる技術」ですね。

こんなメールをいただきました。

「予告」の案内を読むまで、
「任せる」という概念を全く持たずに生きてきました。

そのため「ムダなこと」にエネルギーを注ぎ過ぎてしまっていたようです。

「最近特に、母から精神的に依存され過ぎている」
と感じていて「なんとかしないと」と思っていました。

身近な相手との関係は、安心感や幸福感をくれる一方、エネルギーや時間を奪われるケースもあります。

大事なトレーニングに費やす時間が奪われたり、体力が削られたりしているのに、「仕方ない」「そういうものだから」とあきらめムードになりますね。

もっとも、本当の「あきらめ」(諦観)なら良いのですが、たいていは日常語としての「あきらめ」レベルにとどまり、つまり心の奥に「相手を責める」意識が残ってしまいます。

「母がいなければ、私も行けるのに、あきらめないと」
「この子に手がかからなければ、もっと活躍できるのに、あきらめなきゃ」

口には出さなくても、奥にこんな意識があると、罪悪感をも生み出し、ますます自分の潜在能力を抑え込んでしまいます。

潜在能力は、ゆったりリラックスして「解放」してやらないと、伸びませんからね。

先ほどのメールをくれた方も、次のように書いていました。

今の現状は、
「こういう時に親身になってあげなければ、親不孝」と思っていたのと、
「母は弱い人だから、私が何とかしないと」と勝手に決めつけていた
「考え方」が原因だと思います。

「親孝行、親不孝」のような大義名分になるような言葉には、気をつけたいですね。以前に取り上げた「言葉の呪い」になりかねません。

「本当にそう?」と掘り下げて考えないと、本当の意味では相手のためになっていなかったり、ほかにもっと良い選択肢があったりするはずなのに、盲目的にあれこれ背負い込み、自分を追い込んでしまいます。

「こうして自分を犠牲にしている私って、なんて親孝行」という自己満足によって、自分を無意識に納得させている場合もある(まさに共依存の関係ですね)。

このような「身近な関係」にも、「任せる技術」が功を奏します。

という話をすると、

「兄弟とかいたらいいですけど、私は一人っ子なんで、任せる相手がいないんです」
「兄はいますけど、絶対やらないですから」

といった答えが返ってくる。

確かに、

「任せる」=「他人にやってもらう」

と解釈しやすいでしょうからね。

しかし、あなたにマスターしてほしい「任せる技術」は、そんな単純で短絡的なものではありません。

もっとずっと深いものです。

「任せる」の本質を、今回はしっかり知って、「マスターした」と言えるレベルまで身につけてください。

「任せる」トレーニングは「ことば学講座」です。

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【レッスンメニューのご案内】

  1. 共鳴発声法で楽に無理なく話せるようになりたい……声のサロン
  2. 人間関係を日に日に好転させて豊かな人生を生きたい……どんどん良くなるレッスン
  3. 言葉、意識、身体の使い方をマスターするレッスン……オンラインことば学講座

何かがうまくいかないとき、苦しくなったとき、MKCカウンセリングはあなたの味方です。

「任せる技術」を身につけよう

●リーダーは「任せる技術」をマスターしよう

今度の「ことば学講座」は、「任せる技術」です。

手続きがまだなら、こちらからどうぞ。
   ↓
https://wsi-net.org/kotoba.html (オンラインことば学講座)

リーダーや指導者の立場にある方にとって、「任せる」は必須技能といえるでしょう。

「任せる」には、適切な言葉、適切なタイミング、適切な働きかけがあります。

プレイヤーの立場だけしかなかった頃は、「がむしゃらにがんばる」が通用しましたね。

しかし、部下ができたりチームを任されたり、「教える」役割を得るなどして、リーダー的な立場になって「がむしゃらにがんばる」ままだと、途端にうまくいかなくなります。

すでに経験済みかもしれません。

本当に「急に」うまくいかなくなったでしょう?

「3月まで最高にうまくいっていたのに、4月から仕事が苦しくてたまらない」のような具合に、あっという間に。

自分ばかりが仕事を背負い込んでいっぱいいっぱいになってしまったり、部下やチームがうまく動かなかったり、「私だってがんばってる」という気持ちばかり強くなって上司や他者とも摩擦を起こしたり。

原因は、「任せ方が下手だから」と考えられます。

そりゃ無理もないですよね。昨日まで「生徒」だったのに、いきなり「今日から教師ね」と言われるようなもので、上手に生徒たちをまとめたり伸ばしたりできるわけがない。

昨日まで「選手」だったのに、いきなり「今日から監督ね」と言われて、うまくやれると思うほうが危ない。

「名選手、名監督にあらず」なんて言葉もありますね。

今までは「ひたすらがんばる」で通用していたから、同じ感覚で「がんばってね。私もがんばるから」になってしまう。

しかし、役割が違うのだから、「同じようにがんばる」「みんなでがんばる」では立ち行かなくなります。

なぜなら、「がんばる」ことによって、相手や全体を見る「視点の高さ」が無くなり、余裕を失うからです。

「任せる」は、チームメンバーや部下に対する場合だけではありません。あらゆる人間関係で「任せる」が発生します。

「任せて、感謝」が正解の場面で、任せるのが不安なのか、感謝するのが億劫なのか、「いや、いいです、いいです、自分でやります」と突っぱねてしまうと、恵まれにくくなっていきます。

「任せる」には、守らなければならない原理原則があるのです。


●無理してがんばらなくてもいいレベル

「任せる」方法は来週にこってりお伝えするとして、「マスターする」について今日は考えてみましょう。

「任せる技術をマスターしよう」と先ほど言いました。

「軽く見聞きしたことがある」レベルではなく、「マスターしている」と胸を張って言えるレベルまで、「任せる技術」を身につけてほしいのです。

どういうことか。

「任せる」の重要性は、どこかで何回か聞いたことがあるでしょう。

しかし、「任せる」の重要性が本当にあなたの中に浸透しているか、というと、怪しい。

単なる「聞いたことがある」知識レベルにとどまっているのでは、「マスター」にはほど遠い。

本当の本当に、潜在意識の深層部分にまで浸透していなかったら、「余裕が無くなると、原則を外してしまう」ものです。

「任せる」が大事と頭ではわかっていながら、余計な口出しをしたり自分がやろうとしたり先回りしてミスが起きないようにお膳立てしようとしたりして、「結局それでは任せていることにならない」状況を招いてしまう。

しかも、

「口を出さないように我慢」
「自分がやりたくなっても我慢」
「失敗するチャンスを奪わないように我慢」

になってしまう。

「我慢」しているうちは、本当に大事なのだとマスターしている状態ではありませんよね。

わかりやすい例を挙げるなら、人から何かを質問された子供が答えようとしている時間を待ちきれず、脇から「○歳でしょ」「今度小学校に上がるのよね」などと助け舟を出してしまって、コミュニケーション能力を鍛えるチャンスを奪ってしまうようなケースがあります。

本当の本当に「任せる」「自分でさせる」ことの重要性が理解できていれば、「待ってあげないといけないと思いつつも、我慢できなくてつい」にならないはず。

・相手に早く答えを渡さないと悪いのでは
・さっさと答えて、出かけたい
・答えづらくて困っているなら可哀想だから

といった思いと天秤にかけて、「口を出しちゃえ」「自分がやっちゃえ」「今回ぐらい脇から手を出しても構わないだろう」と判断してしまうわけだから、重要性を十分わかっているとは言い難い。

あなたはこの機会に、「完全マスター」を目指してください。

我慢しなくても、理屈で無理やり自分を納得させなくても、自然に体が動く状態が「マスター」です。

子供向けの話し方レッスンでいう「挨拶マスター」とは、「挨拶は大事だから、ちゃんとしなければいけない」と知っている子ではなく、「いちいち考えなくても、ごく当たり前のように挨拶が出る子」のこと。

無理しなくても、最適な「任せ方」ができるように、トレーニングしますよ。

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成果に差をつけている、たった一つの行動とは

●同じ努力をしているのに、どうしてこんなに差が……

今度の「ことば学講座」は、マスターしたいこと、習得したいことを「確実に身につけるコツ」です。

「学習」の成果は、ちゃんとモノにして、蓄積していかないと、指の間からどんどん漏れていきます。

だからあなたには、特定の分野に限定されない、「あらゆる事柄に共通する原理原則的な方法」をお伝えします。

すでにやっている方は、ことば学講座での話を聞いて「やり方を改善」すると、効果が必ず高まります。

まだやっていない方は、非常にマズイ(というよりもったいない)ので、当日の夜からさっそく始めてください。


●たとえば語学なら

たとえば、英語など語学を身につけたいとします。

何をしますか?

単語を増やそうとしたり、リスニングの能力を高めようとひたすら音声を聞いたり、オンラインで受けられるTOEICのプログラムをこなしたり。

そして、今日の勉強が終わりました。

その後、何をしますか?

復習? もちろん復習は大事ですが、復習も含めてすべて終わった後です。

休憩とかリラックスとか、そういうことではありません。英語に関することで、大事なことを忘れていませんか?

多くの人は、ここで大事な行動が抜けています。

するかしないかで、学習の成果が天と地ほどに差がつくのに、本当にもったいないことをしています。

喩えるなら、釣りをしていて大きな魚がかかって、時間をかけて釣り上げたはずなのに、ちゃんと網に入れなかったから気づいたら逃げてしまっていた、というようなもの。

そりゃ、釣り上げた魚を確実に保存して増やしていく人との差は、開く一方です。


●たとえば楽器なら

たとえば、ウクレレなど楽器が弾けるようになりたいとします。

※ウクレレの弾き歌いはオススメ!

何をしますか?

「毎日練習」と答える方がほとんど。

まあ、そうですよね。仮に1日おきでも3日に1回でもいいとして、練習後は何をしますか?

楽器の手入れ?

それも練習の一部として、すべて終わった後のことです。

ウクレレについて、何か大事なことを忘れていませんか?

──と聞かれても、やっていない人には見当もつかないものです。

だから、差がついていく一方なんですよね。

指の間から「練習の成果」がサラサラと落ちていくのに気づきもせずに。

あなたはちゃんと、指をスッと閉じて、成果が漏れていかないように止めて、溜めていってください。

そのための方法を今度の土曜日に「ことば学講座」でお伝えしますね。

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ちゃんと身につく学習法を知っておこう

●今回のテーマは「学習法」

ことば学講座は「トランス深化」を大きなテーマとしつつ、では具体的にトランスの技をどう使うかを、これからじっくりお伝えしていきます。

その第一弾を、ことば学講座でおこないます。
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「確実かつ効率的に身につく学習法」をあなたに伝授します。

といっても、小手先のテクニックみたいな話ではありません。

「学習法」の基礎から最先端の研究成果までを取り上げながら、「有限のエネルギーを無駄遣いせずに知識や技術を身につける方法」を知っておいてください。

これから何をするにしても、新しい知識を増やしたり技術を習得したりする必要があれば、いつでも役に立ちます。

おそらく一生にわたって役に立つ技法となるでしょう。


●無駄なことをしないために

「人生に無駄なことなど一つもない」と言われます。

しかし、時間も体力も限られている中で、何かを身につけたり準備したりするには、「無駄はないから」なんて悠長なことを言っている余裕はないでしょう。

たとえば、次回のプレゼンテーションまで準備期間が3日間しかなかったら、その時間をどう配分するのが最適か。

書いた原稿を覚えるのに、最短時間で確実に記憶したいなら、何をしたらいいのか。

「何度も読む」のは有効ですが、不十分です。

ただの繰り返したのではダメ。本番で真っ白になります。

外国語を習得したいなら、「単語の記憶」は必須です。いくら文法や語形変化を知っていても、語彙数が少ないとコミュニケーションに困ります。

では、単語を確実に覚えるには、今日覚えた単語を、次回はいつ復習するのが最も効果的なのか。

「毎日やる」ではダメ。使わなくてもいいはずの余計な時間を費やしてしまいます。

使える時間のすべてを単語に費やしていていいなら、そんな非効率的なやり方でもいいのでしょうけれど、多くの人にとって「単語の勉強だけやって生きる」ことは数日でも許されません。

そんなことをやって許されるのは、親と同居している、本番直前の受験生ぐらいのものでしょう。

あなたは、ほかの仕事もするし、食事の支度もするし、移動もするし、買い物もするし……単語の勉強なんて最短で終わらせる必要に迫られるでしょう。

「単語だけやって生きる」どころか、「一日わずか30分しか単語に使えない」かもしれません。

日々の生活に追われて、教室の準備に使える時間が1日しかなくなってしまったとき、最低限何をしたらいいのか。

楽器の練習を1時間するなら、その中でどんなメニューをどのくらいに配分したらいいのか。

限りある厳しい現実の中で、今はまだできないことを「確実に身につける」には、どうしたらいいのでしょうか。

今回の「ことば学講座」で、今までのあなたの学習法を見直し、改善してください。

「うわ、逆だと思ってた……」
「まるで意味のないことに時間を使ってた……」
「以前にどこかで聞いたのと正反対だ……」

といった驚きがきっとあるはずです。

大事な時間をトレーニングに割くためにも、最も効果的な「学習法」を知っておきましょうね。

「オンラインことば学講座」でお会いしましょう。
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本気で悩んだら、ここにいた

●本気で悩んだら、ここにいた

本気の受講者からこんなメールをいただきました。

私も「自分が、自分が」だった頃もありました。
本気で悩んで、MKCにたどり着けたのかもしれません。
まずは気づくことが大切なのでしょうね。

MKCに出会えなかったら……と考えると恐ろしいです。

丁寧なトレーニングを積み重ねていますね。

まさに「本気」が導いてきてくれましたね。「現状をなんとかしたい」と本気で悩んだからこそ、今ここにいるのです。

「自分が、自分が」は、原理原則から外れているから、最初は順調でも、やがてうまくいかなくなります。

私たちが生きている「場」との調和が良くないからです。

調和が良くないのはマズイ音楽と同じで、トランスの質が下がるから、うまくいくわけがない。

子どもの頃なら、競争の原理にどっぷり浸かって、「他人を負かせば、自分が良くなる」という姿勢で勉強やスポーツにガンガン打ち込めば、それなりに結果が出て、褒められもするでしょう。

しかし、その姿勢のままずっと「のし上がっていこう」とすると、どこかで摩擦やノイズや抵抗が大きくなり、うまくいかなくなる。

受験を終えて学校に入ってからだったり、社会に出てからだったり。

怖いのは、「すぐにうまくいかなくなるわけではない」ところです。

何十年も経ってから、喜びの絶頂で真っ逆さまに落とされたり、大切なものを失ったりする。

新聞の紙面を賑わしているような、大きなニュースになるような人たちは、いわばそういった戦いの中で勝者になった人たちのはずです。

そうでなければ、贈収賄や多額の脱税やスポーツ界トップレベルのいざこざなどとは無縁ですから。

大きなニュースになるような人たちは、いろいろと紆余曲折、さまざまな苦労はもちろんありながらも、「勝ち」を獲得して今に至ったのだから、「ずっと勝ち負けの文脈の中にいた勝者たち」といえる。

そして、人生の後半になって、かつての勢いを維持できなくなった頃、あるいは有り余る勢いが原因で、ガツンと来てしまった。

なぜ「他人を負かせば、良いところに行ける。良い状態になれる」では、うまくいかなくなるのか。

そのような“勝者たち”は声が大きい(影響力が大きい)ので、「こうすれば勝てる」「こうやれば成功する」などと発言すると、周囲の人たちも影響されて、同じことを繰り返してしまいます。

それはそうですよね。「勝つための方法」を聞いて真似したら、当然「勝ち負けの文脈の中に身を置く」ことになるのだから、しばらく順調にいっているように見えても、やがてどこかで破綻します。

「そうして歴史は繰り返す」わけです。

あなたはそんなラインから離れたところに身を置きましょうね。


●棋士は勝ち負けの世界か

今日は一つ、思考レッスンをしましょう。

将棋や囲碁は勝ち負けの世界といわれます。

ということは、将棋の世界に身を置いていたら危ないという意味なのか。

そうではありません。

将棋という一つの世界で調和を保っているなら、大丈夫。

よくよく考えてみてください。棋士が目の前の相手に勝ちたいというのは、あくまでもゲームの中の出来事です。

本当に相手を消し去ってしまったら、ゲームの相手がいなくなってしまうだけ。

私が学生時代に友人と格闘ゲームにハマっていたのと同じで、勝ち負けに一喜一憂するものの、「こいつがいなくなればいい」とは思わないどころか、毎晩誘って一緒にゲームをしたくてたまらない。

いなくなったら困るのです。

商売敵や受験は構造が違うので、本気で「こいつがいなくなればいいのに」と願いかねない。調和しない勝ち負け構造です。

将棋も囲碁も、仮にライバルになるような相手を次々に消してしまったら、自分の好きな将棋や囲碁の世界が寂しく、貧しくなるだけです。

そんなことを本気で臨むわけがない。

毎日のように勝った負けたとやりながらも、結局は「仲間」なんですよね。

これが「将棋の世界の調和」の意味です。

しかし、将棋の世界でトップに上り詰めたから、その影響力を活かして政治的圧力をかけてやれ、みたいな意識を持ち始めると、調和が乱れ始めます。

贈収賄のような犯罪は、そういった状況で起こります。

シンプルな「今夜もゲームやろうぜ。今日こそ負かしてやるぜ」のような世界では、不幸や不運や犯罪はありません。

極論のように聞こえるかもしれませんが、勝っても負けても、どっちでもいい。

「そのゲームに携わっている」という意味では、勝っても負けても同じことなんですよね。

ここのところが言葉だけでなく感覚的につかめると、原理原則が自分の中に入った、といえるでしょう。

必ず流れが変わります。

また続きをお話ししますね。

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トランス深化を進めましょう

●トランス深化の一年に

「トランス深化の一年に」というテーマでお届けします。

今後のレッスンで力を入れていきたいことについてお話ししますね。

受講者のみなさんを見ていると、「トランス能力の伸び方と、日々の満足度が比例している」様子がよくわかります。

特に、仕事が順調に伸びていくのは、トランス能力次第なのだと実感しています。

力任せのがむしゃらながんばりでは、なかなかうまくいきませんね。

トランスという潜在意識領域へのアクセスをフル活用すると、仕事もプライベートも着実に良い積み重ねをしていく。

だから、MKCレッスンをずっと受けてきたあなたにとっては至ってありきたりではありますが、「トランス深化の一年に」をぜひ目標に加えてください。

一発逆転の裏技的な手法など、ありません。王道を着実に歩むのみです。

王道とは、あなたの持てる能力をフル活用する技術を高めて、一歩一歩着実に進んでいくこと。

そのために、「深いトランス」の能力を身につけること。


●“一発逆転の裏技”は世にあふれている

いや、あなたもご存じのように、「一発逆転の裏技的な手法」的なものは、世の中にあふれています。インターネットが普及してから、その手のビジネスが爆発的に広まりました。

ネットの黎明期から、ネットでのビジネスをわりと間近で見続けてきた一人としては、「またこの手のビジネスが登場したか」「今度はどんな手を繰り出してくるのかな」と冷静な目を遠くから向けています。

冷ややかで、しかも遠くからではあっても、ある程度「見ている」のは、大事な受講者のみなさんが被害に遭わないように、流行をある程度把握しておくためです。

こうしてレッスンを受けている方は前向きで意欲的なので、自分で開業してビジネスを成功させていきたい、という方が多いのです。

そうなると、なかなか思うような成果が上がらない時期に(必ずあります)、そういった怪しげなものに手を出してしまうことがある。

もちろん、ほとんどがまったく成果を出せずに数ヶ月から数年で「原理原則」に戻るので被害は少ないのですが、中には数百万円を投じて取り返せない深みにはまってしまう人もいます。

原理原則を外したら、いけませんね。

最も怖いのは、「匂い」がついてしまうことです。

会っただけで、いや、メールのやり取りをしただけで、「この手の手法に抵抗のないタイプの人だ」「この手のビジネスの集まりに顔を出しているタイプだ」と匂いでわかります。

「何でも試してみて、合わなければやめればいい」くらいに軽い気持ちでいると、自分に「匂い」がついてしまったことに気づきません。

たとえば原理原則の一つとして、お客さんが喜ぶ仕事をする、というものがあります。

いかがですか?

あなたが仕事として毎日取り組んでいることは、お客さんが喜ぶことですか?

だとしたら、必ずうまくいきます。

お客さんに向けるのは「えびす顔」で、しかし裏でこそこそと「どうやったらお客さんを騙せるか」に精を出しているような仕事もあります。

そういう匂いがつかないように、潜在意識を整え、使いこなしていきましょう。

潜在意識を使いこなす方法が、トランス能力です。

トランス能力には、強度と深度があります。今年は特に「深度」。

深さが必要なのです。

「トランス深化の一年に」をぜひ意識して、これからの一年でじっくり成長しましょう。

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アクセルをベタ踏みしてみたい方へ(ドリームブレーカーなど怖くない)

●「人は一人では生きていけない」は歌の世界だけではない

私たちは他者と関わって生きています。

「人は一人では生きていけない」という意味の言葉が歌にはよく出てきますが、フィクションの世界だけでなく、実際に大勢の人と関わって私たちは生きています。

「今どきAmazonがあれば一人でも生きていける」なんて言い方を耳にすることもありますが、Amazonだって、Amazonに出品している人だって、他者としてちゃんと存在しています。

文字どおり厳密に一人で生活するとしたら、相当な負担を強いられるでしょう。

人とのコミュニケーションに苦労すると、「山にでもこもって一人で生きていくから!」とコミュニケーション能力の向上を放棄したくなる人もいますが、実際に山にこもったら、数日もしないうちに「コミュニケーション能力を高めるトレーニングをするから、許して~。戻らせて~」と人里を希望するはず。

これはもう、「他者と関わって生きている」に関しては、例外なしと考えていい。少なくとも、こうしてこのレッスンを受けているあなたは、明らかに他者との関わりの中で生活していますね。


●何があなたにブレーキをかけるか

さて、そうやって他者との関わりの中で生活していると、良くも悪くも「影響を受ける」ことになります。

良い影響なら、いいですね。

しかし、残念ながら良い影響ばかりとはいかないのが現実です。

せっかくあなたがこうして「快適な毎日」を目指してトレーニングをしていても、トレーニング成果を妨げる要因がまわりにたくさんあります。

たとえば、何を思いつきますか?

いくつか挙げてみてください。


●ドリームブレーカーだけが障害なのではない

他者からのマイナス影響というと、ドリームブレーカーを思い浮かべるかもしれません。

「ドリームブレーカー」とは、目標に向かって取り組んでいる人に対して、

「うまくいくわけがない」
「夢みたいなことを言ってないで、現実を見なさいよ」
「あなたには無理」

といったネガティブな言動をして、意欲や行動力を萎えさせる人のこと。

たいていは家族や仲の良い友人など身近なところにいて、「夢を壊す」「あきらめさせる」働きかけをしてきます。

しかし、そういったわかりやすいマイナス影響ばかりではありません。

むしろ、わかりにくいところから狙撃してくる連中が怖いのです。

がんばって前向きに取り組んでいるのになぜかうまくいかない、と感じることがあったら、わかりにくいところから受けているマイナス影響を見極めましょう。

職場の上司かもしれないし、カフェの隣のテーブルでおしゃべりをしている二人かもしれないし、マスメディアが発信する情報かもしれない。

今回の「ことば学講座」で取り上げる「ミラーニューロン」は、「見ただけで影響をもらってしまう」という、ある意味ありがたい、ある意味怖いメカニズムです。

あなたの脳内にあるパワフルな道具ですが、パワフルなだけに、足を引っ張られたらもはや逆らうのは無理。

まさに「もうそのときがおしまいだぞ」ですね(先日の朗読会で読んだ物語の台詞)。

逆に、パワフルな道具だから使いこなせれば最強。

マイナスとなるサイドブレーキを完全に解放して(最高に気持ちいい)、アクセルを床までベタ踏みできるようになります。

安心できて気持ちいいアクセルのベタ踏みなら、してみたいでしょう?

「私って、こんなに進めるの!?」と驚くくらい、スーッと気持ちよく走りますよ。

あなたの脳内にあるミラーニューロンを最大限に活用するだけでなく、ミラーニューロンに足を引っ張らせない工夫をして、目標をガンガン達成しましょう。

それでは、「オンラインことば学講座」でお会いしましょう。

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なぜ良いアイデアが浮かばないのか(発想力の高め方)

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●アイデアがあふれ出す不思議な意識状態

次回の「ことば学講座」では、あなたの「発想力」を開発します。

発想力なんて、そんなに大事?

おそらくあなたが思っているより、ずっと大事です。

発想とは、「思いつく」ということ。

  • 上司が喜ぶ画期的なアイデアを思いつく
  • お客様に喜ばれる新商品を思いつく
  • 講座の企画案を思いつく
  • みんなが注目してくれるキャッチコピーを思いつく
  • これから食べていくための仕事の切り口を思いつく

このように、「思いつく」人だけが成功するのです。

思いついた人にとっては、思いついた時点で、半ば実現している。

思いつかない人にとっては、「思いつかなかった」という事実にも気づかずに
ただ時間ばかりが通り過ぎていく……

この差は甚大です。

似た場所にいても、まるで違う世界を見ている、といえます。

財宝は、あなたの中にあります。あなたの意識(潜在意識)の中に。

しかし、トレーニング無くして財宝を取り出すことはできません。

トレーニングといっても、難しいことはありません。
あなたはただ脳の仕組みを理解し、その後1ヶ月間トレーニングすれば大丈夫。

お風呂やトイレで、あるいは布団の中でうとうとしているようなとき、
フッと名案や妙案が浮かんだ経験はありますか?

なのに、あっという間に忘れて忘却の彼方へ消え去ってしまった経験は?

きっと誰にもあるでしょう。

  • あっ、帰りにスタバに寄ろう
  • そうだ、トイレットペーパーを切らしたから買わなきゃ
  • あ、サンマが安かったら食べたいな

この程度の思いつきなら忘れ去っても大損するわけでばありませんが、
もっと大事な、価値の高い、あなたの生活に変化を起こすような
大事なアイデアや発想は、しっかりつかまえないともったいない。

しかも、大損した事実に気づきもしないのだから、
本当にもったいないですよね。

たとえば、

  • 提案したら上司からの評価がグンと上がるかもしれないアイデア
  • お客様が確実に喜んでくれそうな新商品のアイデア
  • まだあなたのサービスをよく知らない人に響きそうな言い回し
  • ビジネスがうまく発展しない原因なのに今まで見落としていたエラー
  • パッとしないこの現状を打破できそうな行動

といった大事な思いつき、アイデア、発想は、
机やパソコンに向かってうんうんうなっていても出てきません。

不思議でしょう?
上司から「週明けまでにアイデアを30個考えてこい」と指示されて、
必死にひねり出そうとしても、出ないものは出ない。

あなただけではなく、みんなそうです。

そういう脳の仕組みになっているからです。

意識的に取り出そうとしても、お宝は掘りだせない。

なのに、お風呂やトイレでぼんやりしているときに、
いわば受動的にフッと浮かんでくる。

そして消えていく……

答えは、脳の働きからくる「意識状態」にあります。

「がんばっても取り出せない」ではなく、
「がんばると取り出せない」のです。

「力を入れずに取り出す」という、いわば「意識の柔術」とでも呼ぶべき
テクニックというかコツというか、技があります。

意識を使いこなせば手に入っていたはずの「最適解」を、
今までにあなたは何個、何十個、何百個失ってきたでしょう。

あなたの中にあるのに、つかまえられない。
一瞬つかまえても、するりと逃げてしまう。

苦も無くうまくいく人たちは、そんな「最適解」を確実につかまえ、
形にしています。

今月の「ことば学講座」で、発想力を引き出すレッスンをします。

ただし、正確にトレーニングしてくださいね。
わずかなズレによって、何もしていないのと同じになってしまいます。

あらゆるトレーニングが、そういうものですね。

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意識のクリーニングはどうしたらいい?

●心と体を最適化すれば楽になる

前回、「MKCは何の略?」なんて言葉遊びみたいな内容をお届けしましたね。

反響が思いのほか多くて驚きました。

《MKC=Mind Kinetic Control》(心と体の最適化)

確かに「レッスン内容にぴったり」の解釈でしたね。
私自身驚いたくらいですから。

今後「MKC」と見聞きしたら、
「Mind Kinetic Control」を思い出してください。

Kineticがちょっと難しい(カタカナ語として馴染んでいない)言葉ですが、
「心と体を最適化することが大事なんだな」と意識できたら、
それだけで有効なレッスンになります。

名称がレッスンになるなんて、最高ですね。

そうそう、こんなメールをいただきました。

ご無沙汰してしまい、報告メールをお送りするのが
ずいぶん空いてしまいましたが、
これからしっかりご報告していきます!

その間もレッスンは受けていましたが、
やはり先生に報告していかなければ、
レッスンの成果も十分に上げられないとすごく実感しました。

大事なところを実感できたのですね。すばらしい。

報告メールといっても、何でもいいんですよね。
とりあえず書くだけで、いい。

レッスンの成果を上げるには、「意識をレッスンとつなげておく」ことが大事。

そのためには、報告メールが必要不可欠です。

たまにレッスンの中で自分のメールが引用されたりすると、
レッスンに取り組んでいる実感があって、テンションが上がるでしょう?

「そこに自分がいる」ような感覚ですね。

何事もそうですが、成果を上げるには「つながっている感覚」が大事です。

たとえば、「Kinetic」要素として「腰の使い方」をトレーニングしていますね。

「腰の使い方」といっても、色っぽい話ばかりではありませんよ。
日常生活での動作に、腰はとっても大事です。

床に落ちているものを拾う時、「重心」を「物」に近づけるコツは
もう体に沁みつきましたか?

テキトーに手を伸ばしてひょいっと拾おうとして、
ぎっくり腰になった経験者もいるでしょう。

なぜテキトーにひょいっとやると、体に負担がかかるのか。

その理由が「つながり」です。

重心を物に近寄せて拾う時、上半身と下半身のつながりが保たれます。

「テキトーにひょい」はつながりが切れてバラバラ。

つながりのキープはとっても大事です。

成果を出し続けるためにも、報告メールを時々送ってくださいね。


●意識のクリーニングは言葉を使う

重心やつながりといった身体操作と合わせて、
快適な生活のために整えたい要素が3つあります。

  1. 意識
  2. 身体操作
  3. 言葉

この3つです。

目に見えない「意識」は最も難しいので、
身体操作と言葉からアプローチして、意識を整えるという手法が有効です。

身体操作は、とっつきやすいですね。
たとえば、骨盤が寝ている(後傾)のを起こすだけでも、
体の動きが楽になります。

ただし、骨盤を起こしておくのに必要な筋肉を鍛えるトレーニングによって
「正しい姿勢を維持するのがつらい」という矛盾を修正していきます。

このあたりは、頭でも理解しやすい。

難しいのは、意識です。

意識は目に見えず、顕在意識的にキャッチしにくいので、
「自覚」が難しい。

そこで、自覚しやすい「言葉」を頼りに意識にアプローチします。

たとえば、口癖。

口癖を分析すると、意識がどんな状態にあり、どんな傾向を持っていて、
今後何に気をつけたほうがいいかがわかります。

意識が言葉として顕在化する前の段階では、
自分自身でも意識内容をはっきり自覚していないのだから、
トラブルがあっても改善のしようがないし、
指摘されても「そんなことはない」と否定してしまいます。

言葉として外に出たら、もう否定できません。

OK言葉とNG言葉を知って、会話でも文章でも独り言でも、
意識のもととなる言葉に気をつけて過ごし、
意識状態をクリーニングしていきましょうね。

* * *

【レッスンメニューのご案内】

  1. 共鳴発声法で楽に無理なく話せるようになりたい……声のサロン
  2. 人間関係を日に日に好転させて豊かな人生を生きたい……どんどん良くなるレッスン
  3. 言葉、意識、身体の使い方をマスターするレッスン……オンラインことば学講座

何かがうまくいかないとき、苦しくなったとき、MKCカウンセリングはあなたの味方です。


最近老けを感じていたので……

●老け顔ほうれい線と、素敵なほうれい線の違い

「ことば学講座」の受講者からこんなメールをいただきました。

最近老けを感じて、何かしなきゃと焦ったり落ち込んだりしてたので、
ほうれい線が素敵になる今回の技はタイムリーでした。
救われました。(これからがんばります!!)

イイでしょう?

笑顔にブレーキをかけてしまう筋肉を解放すると、
うっとりするような笑顔になりますね。

毎日良い積み重ねを続けているなら、年を重ねるのは良いものです。

とはいえ、ムダに老け顔になる必要はない。

老け顔と年齢は、比例するわけではありませんからね。

不平不満が多いと、今回取り上げた口角の下の「老けライン」が発生し、
濃くなってきます。

なぜ老けラインが刻み込まれるかというと、コラーゲン不足でも、
麻痺させる薬物を注入していないからでもありません。

頭の中にある言葉、口にした言葉が、筋肉に作用した、
その積み重ねです。

「不平不満を溜め込むのはいけない」とよく言われますが、
だったら不平不満を吐き出せばいいかというと、吐き出しても同じです。

怒りの感情は、爆発させれば「燃料投下」と同じ、
癖になって、ますます激しやすくなります。

ちょっと考えればわかりますよね。

店で出された料理が、たいへんしょっぱかった時、
次のどれが不平不満によるダメージを受けるでしょうか。

A:(なにこれしょっぱい。高血圧になっちゃいそう。
もっと健康的な味付けが好きなんだけど、我慢して食べよう)と内心不満。

B:「ちょっと、なにこれ! いくらなんでもしょっぱいでしょ。
高血圧で死ねっていうの?」と店員さんを声高に罵倒。

C:「すみません。これちょっとしょっぱいみたいです」
と店員さんに穏やかに伝える。

明らかに成熟した態度のCは別にして、AとBを比べると、

Aは内に秘めて我慢している、
Bは不満を外に出している、

という違いです。

溜め込まずに発散しているBのほうが、不平不満顔にならないか。

そんなわけがありません。鏡を見たら自己嫌悪に陥るような顔で
罵倒していることでしょう。

一晩寝て、翌朝に鏡を見たら、口の下にはくっきり老けラインです。


●あなたは日に日に素敵になる

あなたは違います。

言葉が動作や姿勢、表情に及ぼす影響を知りました。

使う言葉も、頭の中の言葉も、日に日に改善していきます。

そのための「ことば学講座」ですからね。

しかも、筋肉を直接いじる方法も、少しずつ覚えていますね。

だから、とっても素敵な年の重ね方をしていきます。

こういったレッスンをすると、必ず出てくるコメントに、
「あ~、もっと早く知りたかった」というものがあります。

でも、物事にはタイミングがあって、それが今だったのです。

10年前のあなただったら、素直に受け取れなかったかもしれません。

今のあなただから、良さがわかり、変化も感じ取れたのです。

『どんどん良くなるレッスン』でお話ししているように、
未来的に思考し、未来的に語りましょう。

「もっと早く知りたかった」は過去的です。

「これからが本番」なら未来的です。

丁寧に、じっくりトレーニングしていきましょう。

次回の「ことば学講座」まで、言葉と拮抗筋の関係を感じながら、
こわばる老けラインの筋肉をほぐしていてくださいね。

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【レッスンメニューのご案内】

  1. 共鳴発声法で楽に無理なく話せるようになりたい……声のサロン
  2. 人間関係を日に日に好転させて豊かな人生を生きたい……どんどん良くなるレッスン
  3. 言葉、意識、身体の使い方をマスターするレッスン……オンラインことば学講座

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