●とっても「素直」ですよ
ちょっと前に「素直が一番」という話をしましたね。
「伸びるタイプ」と「伸び悩むタイプ」の違いについてです。
こんなメールが届きました。
「素直が一番」にハッとしました。
他の受講者と同じように、そのまま受け取っていませんでした。
大丈夫。「ハッとした」のだから、とっても素直ですよ。
伸びるタイプです。
紙を一枚ずつ積み重ねができるタイプですから、成果が表れてくると、そこからはグイグイ来ますよ。
「何をするか」(行動)、「何を考えるか」(思考)の一つ一つが、紙一枚です。油断することなく、丁寧に「素敵な紙」「良質な紙」を積み重ねていきましょう。
口にする言葉、
表情、
ふと感じたこと、
刺激に対する反応、
休日の過ごし方、
トラブルがあった時の意識の持ち方、
等など、「これでOKかな」と自分自身をいつもモニターして、「良い紙」が重なるように気をつけていきましょうね。
さて、今月は「質問」のトレーニングです。
最も重要といえる、コミュニケーションの技です。
●「質問」の威力を知っていますか?
今回のテーマは「質問の技法」。
コミュニケーションでの「質問」の威力を知っていますか?
──と聞かれたら「知らない」とは答えないと思いますが、しかし本当に「質問」という技の威力を知り、使いこなしている人は少数です。
「良い質問はすべてをあなたにもたらす」というのに、そこまでの重大事とは理解されていないのが「質問」でしょう。
会話の何割を「質問」が占めていると思いますか?
これから気にしてみてください。こんなに質問をしたりされたりしていたのだと驚くはずです。
良い関係が築けたとき、そこには「良い質問」があったはず。
摩擦を起こして人間関係がこじれたとき、そこには「マズイ質問」があったはず。
問題解決の手がかりが得られたとき、「良い質問」がカギとなったはず。
問題をさらに混沌とさせてしまったとき、「マズイ質問」が原因だったはず。
相手が喜んであなたに付き合ってくれたとき、「良い質問」がキッカケだったはず。
相手が「怒った」程度なら、その原因はあなたの怠慢やミスのせいかもしれない。
しかし相手が「激高した」「ぶちキレた」としたら、「マズイ質問」が引き金になったことでしょう。
では、良い質問と、下手な質問の違いは、何なのでしょうか。
質問は「技術」ですから、練習でうまくなります。
文章の書き方講座で「質問」を学んで、「質問の達人」になりましょう。
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