レッスンは極度に深い瞑想、しかも気持ちいい

余裕のある人になれるレッスン、ことば学講座
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●毎日のレッスンは深い深い瞑想

今あなたは、毎日MKCレッスンを受けていますね。

夜になると、レッスンメールが届く。

メールを受け取ったタイミングでじっくり受けられなくても、
寝るまでにはこってりとレッスンの時間に浸る。

トランスには非常に深い瞑想の効果があります。
つまり、レッスンを受けているだけで、知らず知らずのうちに
高度な瞑想のトレーニングをしているのです。

しかも、最高に気持ちいい瞑想。

それがいつのまにか習慣となり、当たり前の過ごし方になっていれば
レッスン効果が日に日に高まり続けます。

レッスン効果が「積み重ね」になって、
「複利」の効果をもたらし始まるからです。

あなたの中に「積み重ね」が少しずつ、まさに紙一枚ずつの感覚で
毎日積み重なっている様子をイメージしながら聞いてください。


●差がついていく理由は複利のパワー

レッスンでトレーニングをしている自分と、していない自分、
2人の別の人物がいるとしたら、
この2人は日に日に急速に差がついていきます。

音楽やスポーツをしている方はよくわかりますね。
サボってしまうと、あっという間に背中も見えないくらいに引き離され、
ブランクの遅れを取り戻すのは至難の業。

目に見えない変化だとしても、水面下で大きく引き離されていく。

では、いったいどのくらいの差がつくのでしょうか。

コツコツと続けるのと、サボったり休んだりするのとで、
どのくらい差がつくかを「複利計算」の話として取り上げたことがありますね。

レッスン効果は、「積み重ね」による複利のパワーです。

現在の自分を「1」として、1日1%だけ成長したら、
100日後にはどうなるか。

1日1%だから、100日で100%の成長か?
つまり今の2倍になる?

そうではありません。実際は約2.7倍です。

「成長した結果の1%」が毎日加算されていくから、
1日分が毎日少しずつ大きくなるわけです。

わずか3ヶ月弱で、早くも3倍弱ですよ。
それも「1日1%」という控えめな計算で。

では、このままの控えめな成長を続けて1年経ったら、どうなるか?

答えは「38倍」です。

もはや追いつけない、背中も見えない、とはこういうことです。

もっともこの成長は、身体の変化だけでなく、
意識の質や思考パターン、反応パターン、周囲への影響、
周囲からの評価、潜在能力の開花具合などのトータルなので、
ごく一部のみに注目して「10kgのダンベルを持ち上げられた人が、
1年後には380kgを持ち上げられるようになる」わけではありません。

だからこそ、怖い。

10kgが380kgになるような変化なら、誰にでもわかりやすいから、
「べつに自分はそんな筋力は求めていない」などと理屈で納得できる。

しかし、「質」的な変化はわかりにくく、
「気づいたら、別人」になっている。

なぜ周囲からの評価や、職場での扱いが違うのか、
理解ができない。

水面下で質的な変化を促進するのが、トランスの力です。


●1日1%が2%になったらどうなるか

レッスンは、トランスです。

メールを読み始めた瞬間、意識状態が変わるでしょう?

この意識状態を「変性意識状態」(トランス)といいます。

この状態が、読めば読むほど昂進して、トランスが深まってくる。

初心者は頭で考えて「解釈」しながらレッスンを受けますが、
上級者はトランスの中でまるごと取り込めるから、
複利のパワーがますます強大になります。

先ほどの「1日1%」が「1日2%」になるようなもの。

そう、トランス初心者と上級者との差なんて、1%程度かもしれません。

ところが、わずか1%の能力の差が生み出す「積み重ね」は驚異的です。

「1日1%」が1年で38倍になりましたね。
では、「1日2%」なら?

トランス能力が高まって、レッスン効果が2倍になったら、
ということですね。

いま計算してみて、目を疑いました。
1年で1377倍です。

「トランスは無敵」とわかるでしょう。

日々のレッスン効果がほんの少し高いだけで、
1年後には文字どおり桁違いの差になる。

トランスの威力もスゴイけれど、もっとスゴイのは「積み重ね」の威力です。

積み重ねが大事です。コツコツいきましょう。

激しく燃え上がる必要はありません。

じんわり火がついていればいい。

何よりも、止まらないことが一番大事です。

今夜も、昨日より深く、入りましょうね。

* * *

【レッスンメニューのご案内】

  1. 共鳴発声法で楽に無理なく話せるようになりたい……声のサロン
  2. 人間関係を日に日に好転させて豊かな人生を生きたい……どんどん良くなるレッスン
  3. 言葉、意識、身体の使い方をマスターするレッスン……オンラインことば学講座

何かがうまくいかないとき、苦しくなったとき、MKCカウンセリングはあなたの味方です。


余裕がある人になる方法

●次回のことば学講座は「余裕がある人」

次回のテーマは「余裕がある人になる方法」です。

「どんな人になりたいですか」
「どんな人に憧れますか」
「どんな上司の下で働きたいですか」

こんな調査結果の上位(時にはトップ)に必ず入っているのが、
「余裕がある人」。

余裕がある人は、イイですね。無条件に、イイ。

では、どんな人が「余裕がある」のでしょうか。


●「そりゃお金と時間に余裕があればね」

「お金と時間に余裕があれば、自然に余裕のある人になる」

そう考える人が多いようです。

たしかに、お金のやりくりがうまくいくか心配でびくびくしたり、
忙しくてイライラしたりするのだから、わかりやすい。

でも、お金があっても不安な人、暇はあっても落ち着かない人を、
私はクライアントに大勢見てきました。

逆に、お金の収支はカツカツでも、毎日仕事で駆け回っていても、
余裕がある人は余裕がある。

つまり、お金が足りなくてびくびくする人が、
今月はやりくりが上手にできて気持ちが落ち着いているとしたら、
それは「余裕がある人になった」のではなく、
「余裕ない人が、お金のおかげで一時的に落ち着いている」だけ。

「痛み止めで症状を抑えているだけで、骨は折れている」ようなもの。

問題が解決したわけではないし、
何かあればまた落ち着かない不安な状態に逆戻り。

つまり、お金も時間も、
「余裕がある人とない人の違い」をあぶり出すきっかけのひとつであって、
余裕がある人の条件ではない、ということです。

では、余裕がある人の条件とは、何なのでしょうか。


●どんな言葉が出てくるか

余裕があるかどうかは、「中にある言葉」で決まります。

何かを見聞きしたり、何かの状況に置かれたりしたときに、
自然に出てくる「反応」が違う。

「余裕がある人は、余裕のある言葉を持っている」のです。

余裕がある人は、安心感があります。

余裕がある人は、素敵です。

次回のことば学講座で、「余裕がある人」の言葉トレーニングをしましょう。

「痛み止めで症状を抑えているだけで、骨は折れている」状態から、
「骨が治った」状態にしますよ。

その言葉、こう言い換えるだけで、余裕のある人になる。
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ツボ言葉の見つけ方

●ツボ言葉を探せ

先日あるカフェで執筆中、隣のテーブルに座った女性二人連れが
おしゃべりを始めました。

一人が他方に、何やら仕事を勧めているようでした。

「どれほど儲かるか」を例を挙げながら説明しているのですが、
相手の反応は薄い。

最初のうちは「うん、うん」と熱心に聞いていたのに、
「すごいんだよ。○○さんなんて毎月──」と儲け話の様相を呈してくると、
語り口が熱くなるにつれて、聞き手のほうはむしろ白けてきたかのような、
気のない返事になっていきました。

やがて理由が判明します。

「べつに私、お金持ちになりたいわけじゃなくて、
仕事って毎日のことだから、やりがいとか人間関係のほうが大事かな。
お金は生活できればそれでいい」

のだそうです。

「職場の居心地は特に大事」と繰り返していました。

以前に人間関係のトラブルを経験したことがあるのかもしれませんね。

そう言われても話し手の女性はひるむことなく、

「でもさ、月いくらだよ。すごくない?」
「上位者は表彰されて、モチベーションが上がるんだよね」
「私はまだまだだけど」
「がんばった分だけ稼げるから、やりがいがある」

と儲け話で惹きつける試みを続けていました。

もったいないですね。

せっかく相手が「やりがいとか人間関係」と
効き目のある「ツボ言葉」を具体的に挙げてくれているのに、
路線を崩すことなく「お金」で攻め続けるのだから。

ツボ押しというのは、無理やり入れても、ちっともよくありません。

気持ちよくて、「あ~、そこそこ」と相手が自ら求めてくるような、
そんなツボ、そんな押し方が最高です。


●あの人に効くツボは?

ある人のネクタイを褒めたらえらく喜んでいたから、
別の人にもネクタイを褒めたら、そっけない反応だった。

ある人が彼に「カッコイイ」と言ったら彼が喜んでいたから、
私も「カッコイイ」と言ったら、「何が目当て?」と返された。

人によってツボ言葉が異なり、効く押し方も違うからです。

しかも多くの場合、先ほどの「やりがいとか人間関係」のように
具体的にツボ言葉を教えてはくれません。

「ネクタイを褒めてくれ」「カッコイイと言ってくれ」と
直接口に出すとしたら、冗談が半分以上ですよね。

「多くの人に効くツボ」はあるにせよ、
フリーサイズの服と同じで「誰にでも合うものは誰にも合わない」から、
そういうツボを無性に嫌がる人もいます。

だから、ツボ探しが必要なのです。

あの人に効くツボはどこなのか。

どんなタイミングで押すと効くのか。

逆に、どんな押し方をすると、嫌がるのか。

今週のことば学講座で、ツボ探しの技術を高めましょう。

言葉によるツボ押しを学ぶ「ことば学講座」はこちらのページから。
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コミュニケーションのルール違反も論理的に学ぼう

●コミュニケーションのルール違反とは

「ことば学講座」ですね。

ことば学講座では、「言葉のより良い使い方」
「言葉によるコミュニケーション能力の向上」
「人間関係を良くする言葉」など、
「言葉」という道具の真のパワーを使いこなす技術を学びます。

上質なコミュニケーションを身につけ、良好な人間関係を築くために、
「コミュニケーションのルール違反」についても論理的に学びましょう。

たとえば、こんな相談メールをちょっと紹介してみます。

事前の予習だと思ってください。

職場に妙なコミュニケーションをする子がいます。
大人なので「子」呼ばわりは失礼ですが、まさに「子」なんです。
妙なコミュニケーションというのは、ちょっと不都合な場面や
叱られるなどストレスのかかる場面になると、
相手の様子を「解説」するようなしゃべりをして、
相手を煙に巻くというか、呆れさせるんです。
相手はコミュニケーションが成り立たないので疲れ果ててしまい、
叱るのを諦めます。

「解説」するようなしゃべりって、どんなしゃべりなのか、
想像できますか?

たとえば、ミスについて上司がかなり熱くなって叱り始めたとします。

すると、上司に対して返事をしたり謝ったり弁解したりではなく、

「うわあ、かなり熱くなっていますね~」
「カルシウム不足だとキレやすいそうです。補給しましょうかカルシウム」

のような返し方をするのだそうです。

それも、上司に向かって言い返すというより、
周囲の同僚たちに向かって「解説」しているような調子で。

そんなマネをしたら、火に油を注いで大変なことに、
と思いますか?

ところが、です。

火に油を注いで上司を逆上させ、叱責の時間が長引いた程度なら、
ごく当たり前の展開だから、相談メールを書こうとは思わないでしょう。

ところが、「ふざけていないで、ちゃんと話を聞かないか!」と怒る上司に

「おっと、さらに逆上してしまいました!」
「奥さんとケンカでもして不機嫌だったのでしょうか。ケンカですか?」

と煽るように続けて、上司を途方に暮れさせるというのです。

ギャグですね、ここまで行くと。

大人の世界ですから、いくら上司が激高しても殴る蹴るの事態にはならず、
この類の反応を無限に続けることができます。

仮に手を上げられそうになったら、あるいは軽く小突かれたとしたら、

「おおっと、ついに殴りますか? 暴力ですか?」
「傷害で人生を棒に振るのでしょうか。ホームレスですか」

なんて続けるのでしょう。

こんな話し方のせいでトラブルになって、会社を追われたり、
社内で居場所がなくなって孤立したりしているようなら、
単なる当たり前の結末です。

しかし、そうではない、というのです。

口うるさい上司に対しては、そんな奇妙な反応を繰り返して、
まともなコミュニケーションができない状況を作り出すのに、
お客さんやほかの同僚とはごく普通の話し方ができる、という。

お客さんを相手に話すときは、てきぱきと仕事をこなす優秀な社員。

だから余計に「なんかおかしい」と感じて、相談メールをくれたのでした。

誰ともまともなコミュニケーションができないのであれば、
まわりはそれなりの対応をするし、そもそも入社していないだろうし、
本人も「自分のコミュニケーションには何か問題がある」と自覚するでしょう。

しかし、口うるさい上司や、怒りっぽいベテラン社員にだけ
この奇妙な反応を繰り返すことで、まともな関わりをあきらめさせてしまう。

ほかの同僚たちの間には、「あの上司を撃退するとは」「画期的すぎる」
とこの20代前半の女性社員に半ば感心している雰囲気まであるという。

つまり、本人はコミュニケーションが苦手で「噛み合わない」人ではなく、
明らかに「意図的に」やっているわけです。

「厄介な場面を回避するためのテクニック」として
その人が身につけたやり方なのでしょう。

「見ていると、ある意味無敵だと感心しますが、
なにか釈然としないものも感じています」と相談メールにはありました。


●言語コミュニケーションの根幹に関わる重大なエラーとは

すばらしい。

コミュニケーションについて取り組み続けてきたあなただからこそ、
「コミュニケーションの本能」のようなものが育ってきて、
「何かがおかしい」と警告を発したのでしょう。

その違和感は、正しい。
ネイティブスピーカーの直感のようなものですね。

この新入社員のやり方は、明らかに「コミュニケーションのルール違反」を
犯しています。

それも、ごく基本的で、かつ重大なルール違反を。

どこに問題があるか、分かりますか?

今週の「ことば学講座」で詳しく解説する予定です。

ほかの同僚たちが「この対応は思いつかなかった」「画期的すぎる」などと
戸惑いながらも評価しているのは、
おそらく重大なルール違反に「基本的すぎて気づかない」からでしょう。

あなたは彼女のようなレスポンスをする可能性がありますか?

上司に「こらっ、こんなミスをしてはダメじゃないか」と叱られたときに、

「うわあ、かなり熱くなっていますね~」
「熱すぎて、お湯が沸かせるんじゃないですか。100℃でしょうか」

のような返し方をする可能性が1%でもありますか?

たぶん、ないでしょう。

あなたが上司だとして、部下のミスを咎めているときに
部下にこのような反応をされたら、どう感じますか?

おそらく激昂するか、途方に暮れるか、その両方か。

「その反応の仕方の何が、なぜいけないか」を
理由を挙げて論理的に説明できるようになってください。

すぐに熱くなって怒る上司より、
こんなコミュニケーションを意図的にする社員のほうが、
大人が集まって真剣に仕事をしている組織にとって、有害です。

「うるさい上司を黙らせた」などと喝采を浴びているとしたら、
その職場は組織として非常に危険です。

「うるさい人が相手だから良い」かといったら、そう簡単な問題ではありません。
お客さんとだって、ほかの同僚とだって、何かの加減で関係がこじれたら
おそらく同じテクニックを繰り出すのですよ。

言語コミュニケーションの根幹に関わる違反行為であって、
さらに上から呼び出されたり何らかの処分があったりしてもおかしくない、
重大なエラーです。

激しく叱られたときに取っていい対応から、遠くかけ離れています。

なのに、このコミュニケーション違反の理由を論理的に説明できなかったり、
ましてやかましい上司を黙らせたことに溜飲が下がる思いすらあるとしたら、
明らかに異常事態です。

ことば学講座の当日までに、この新入社員の話し方が
どんな「コミュニケーション違反」なのか、考えてみてください。

* * *

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チューニングの精度を上げよう

●もう申し込めます

「ことば学講座」を終えたところです。

来月の講座はもう申し込めるようにしてありますから、こちらからどうぞ。
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●「馴染む」の良さ

ことば学講座の直後、こんなメールが届きました。

先生の講座に出させていただくと、必ず、
その時悩んでいることへの答えが、ピンポイントで返ってきます。
不思議です。今日もそうでした。怖いくらいです?!

最近いつも以上に、深い辛さを抱えて、元気をなくしておりました。
それに対して、今日の講座のテーマそのものが、
私が一番ほしかった内容でした。その直球加減がまた感動で、
講座の終わりには涙が出そうでした。

著書を読んでいて似た体験をする、との報告メールもよくいただきます。

「今の自分にとって必要な言葉がポンっと飛び込んでくる」。

それも、
「もう何回も読んだはずなのにも、こんな言葉があったなんて」
という驚きとともに。

なぜこんな不思議な現象が起こるのか。

私があなたに合わせてピンポイントの答えを返しているのではなく、
いつものように「原理原則」の話をしているだけなのですが、
あなたが自らチューニングを合わせてキャッチしているのです。

長く講座に通う受講者ほど、このような体験をしやすくなります。

大事な「原理原則」に馴染んでくると、
すでに「調律がほぼ合っている」状態だから、
ポイントに響きやすいのです。

馴染むって、いいですね。


●「初めての新鮮さ」よりはるかに価値が高い

最近から本を読み始めたり初めて受講したりした方から、
「目からウロコでした」
「今まで自分にはなかった視点なので、新鮮でした」
といったコメントをいただくことがあります。

ある意味、「初めての新鮮さ」ですね。

それはそれで悪くないのですが、私としては、
今後いずれ経験するであろう「馴染んだ感覚」のほうに
より高い価値を置きたい。

「新鮮な驚き」そのものを喜ぶ姿勢は、
新しいものを次から次へと味わおうとする姿勢になりやすく、
高まりや深まりにつながりません。

「へ~、へ~、へ~」と驚きを喜ぶのではなく、
大事な原理原則が間違いなく自分の中に取り込まれていて、
それをさらに強化していく感覚で受講してほしい。

「初めての新鮮さ」より「馴染んだ感覚」のほうがはるかに貴重。
日々の積み重ねによってのみ味わえる、深みのある喜びです。

●さらに徹底していくために

馴染むと、すでに「調律がほぼ合っている」状態になります。

「だから響きやすい」とお話ししましたね。

ただし、問題は「調律がずっと正しいままとは限らない」ことです。

ピアノでもバイオリンでもそうですね。
いつも弾き続けていれば、めちゃめちゃなチューニングにはならないけれど
少しずつズレた状態になってしまう。

これが「原理原則を知ってはいても、徹底できていない状態」です。

短期的に「徹底」するのは簡単でも、大事なのは持続です。
たいてい「このくらいなら、別にいいか」からほころびが始まります。

ホメオスタシスの引き離しに成功するまで徹底を続けないと、
「いつの間にか、また以前の状態に引き戻されている」になりやすい。

特に「少しだけ引き戻されている」は自覚しにくく、
成果を小さくしてしまうので、厄介です。

何でも同じですね。
「現状維持でかまわない」と思うと、衰えが始まる。
「さらに徹底的に」と自分に厳しくして、はじめて現状維持ができる。

正確で厳密なチューニングを何度も繰り返して、
チューニングの精度を高めましょう。

最高に気持ちいい毎日になりますよ。

* * *

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相手にされない猫とは

●「話し方」とホメオスタシス

成功している社長の83%だか87%だかが、成功の秘訣を問われて
「話し方を学んだこと」と答えた話は有名ですね。

私の講座でも、何度か取り上げたことがあるので、
覚えているかもしれません。

「話し方」は、そんなに大事なのか。
人生の幸福度をそんなに左右するのか。

前回の「ことば学講座」を思い出してください。

マズローの欲求5段階説に従って、人に伝わる、
人が動いてくれる話し方を勉強しましたね。

あんな方法を知っているか知らないかで、
相手の反応は大違いです。

もちろん「知っている」には、「練習して、身についている」
まで含まれますよ。

ただ理屈を知っているだけではうまくいきません。

ことば学講座をメールレッスンではなく会場でおこなっている理由は
ここにあります。

「身につけて」ほしいからです。

話し方は日常の習慣と深く絡みついているので、
マイナスの癖があっても脱却しにくい。

頭で分かっていても、うまく変化できないのです。

「話し方のホメオスタシスは引き離しにくい」とも言えますね。

変えようとしても、いつしか元に戻ってしまう。

だからこうして、あなたの中にレッスンを注ぎ込んで、
中から良い反応が自然に出てくるようなレッスンにしているのです。


●「愛される花」と「相手にされない猫」

「話し方」は、あなたの人生を変えます。

「そんな大げさな」という反応を見せる人もいますが、
話し方が変わると、確実に人生が変わります。

それはそうですよ。

良い話し方をする人は、喩えるなら「かぐわしい花」です。

あなたが良い話し方をする人になったら、
人から話しかけられたときに、素敵な香りを放ちます。

私の好きなユリのような、あるいはあなたの好きなバラのような。

だったらまた話しかけたくなりますね。

ごく自然な反応です。

逆に、良くない癖のある話し方をする人は、「すぐ噛む猫」。

撫でようとして手を出すと、すぐ噛む。

たまに気まぐれに撫でさせたかと思うと、またふと噛む。

だったら、そのうち撫でたくなくなります。

近づくと噛まれる、手を出すと噛まれる、油断すると噛まれるのだから。

話しかけられたときに、どんな「反応」を生じるか──それが「話し方」です。

人生を変えるわけですよ。

「愛される花」と「相手にされない猫」の違いなのだから。

ずっと嗅いでいたい素敵な芳香を放つのか。

気に食わないとガブリと噛むのか。

気に食わないわけでもないのに、癖でつい噛む猫もいる。

「相手にされない猫」ではなく、「愛される花」になりましょう。

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プラスの声3回で相殺するために(声でデトックス)

●声が関係を長続きさせる

良い関係を長続きさせたい相手を思い浮かべてみてください。

その人と良い関係を続けるには、いつも出している「声」が重要です。

あなたの大切な人が、すでにもう長く関係を積み重ねている相手であっても
つい最近知り合ったばかりであっても、
「声」がこれからの関係を左右していきます。

なぜなら、「声」にはあなた自身が出るからです。


●マイナスはプラスの3倍強い

もしあなたがマズイ声(マイナス)を出してしまったら、
良い声(プラス)で打ち消すといい。

そのための「共鳴発声法」です。

ただし、イヤ~な声で「嫌い」と言ってから反省して
慌てて「やっぱり好き」と良い声で言い直す程度では、
マイナスは打ち消せません。

マイナスはプラスの3倍も影響力が強いからです。

イヤ~な声を1回発したら、
良い声を3回出してやっと相殺できる、と考えるといいでしょう。

あまりにシンプルな言い方ではありますが、でもそういう感じです。

イヤ~な声でしばらく話し続けてしまったら、大変ですよ。
マイナスがこってり蓄積して、もはや朝から晩まで良い声を出し続けないと
マイナスが消せない状態になってしまう。

そんなふうになっている人も大勢います。

マイナスの声でマイナスの蓄積をたっぷり溜めておいて、

「彼にまたフラれました」
「最近なぜかギクシャクしています」
「一回デートした後、次のお誘いが来ません」

なんて落ち込んだ報告メールをくれるのではなく、
今のうちに「良い声のプラス」で相殺作業を進めましょうね。


●常に共鳴発声法で話す

『内向型人間が声と話し方でソンしない本』は、
自宅で共鳴発声法を自習できます。

まるごとレッスンの章もあり、音声レッスンまで付いていましたね。

このタイミングで本気で共鳴発声法をマスターして、
「常に共鳴発声法で話す」ようにしてみてください。

「彼にまたフラれました」
「最近なぜかギクシャクしています」
「一回デートした後、次のお誘いが来ません」

に至ったマイナスの蓄積を、少しずつ打ち消していけるはずです。

ずっと溜め続けたマイナスは、一発逆転はできません。
一発逆転でチャラにしたい気持ちは分かりますが、そう甘くない。

もっとも、「チャラにして一から始めたい」と考える思考パターンこそ、
マズイ声でマイナスしてきた蓄積する本当の原因かもしれません。

ゲームのリセットではないのだから、
「ボタン一つでまた最初から」はない。

「丁寧な積み重ね」だけが良い関係を築いてくれます。

そのためにも、「常に共鳴発声法で話す」ことが大事。

この本であなたに伝える共鳴発声法のテクニックは、
「ここぞという時だけ使う切り札」ではありません。

起きている間ずっと使い続ける、あなたのベースとなる道具です。

万が一まずい声を出してマイナスを蓄積してしまったとしても、
良い声のプラス3回で打ち消せるように、
共鳴発声法をちゃんと自分のモノにしておきましょう。

* * *

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なぜ文章のパワーをモノにしたいのか

●文章の真のパワーをモノにしないともったいない

新潟市で「文章の書き方講座」でした。

次回までたっぷり書いて、「力のある文章」の練習をしておいてください。

文章もしゃべりも歌も、道具は「言葉」であり、
この道具を使いこなすには「練習」が要ります。

料理に使う包丁だって、事務作業に使うパソコンだって、
道具はみんな練習でうまくなりますよね。

逆にいうと、「練習をしても上達しない人」はいません。
もちろん「適切な練習」という条件付きではありますが……。

心理言語学というマニアックな学問の視点から、
あなたに「文章の力」を身につけてほしい、
文章力を身につけないとあまりにもったいない理由があります。

それは「言葉には、仕入れも設備投資も要らない」という
おそらくほかにはない強烈な優位性があるからです。


●「仕入れも設備投資も要らない」がなぜ強烈か

「いつか自分で仕事をしたい」という方は大勢います。
「好きなことをして食べていきたい」という夢ですね。

ところが、そう甘くない現実も知っている。
なにしろ、スタートするのがそもそも難しい。

知識や技術や勇気だけでなく、お金も要る。

あなたがもし、何か商品やサービスを提供しようと思ったら、
なんらかの仕入れや設備投資が必要となるでしょう。

これがかなりの額になるわけです。

食べ物を売るには、食材を仕入れる必要がある。
陶器を焼いて売るにも、粘土を仕入れる必要がある。

100円を手にするために、30円や50円を先に払わなければならない。
しかもその30円なり50円なりが、ちゃんと100円になる保証はない。
売れなければ、ゼロ。

シビアですね。

それだけではありません。
飲食店を始めるには小規模でも数百万円の機器が要るし、
陶器を焼く窯も、電気式の機械で安く抑えても100万円近く。
しかも業務用ではないから負荷がかかるとすぐに故障して余計に高くつく。

美容室は仕入れが少ないほうだと聞きましたが、
それでも開業時の設備投資は機械設備だけで数百万円。

建物から建てたら数千万円です。
テナントに入っても内装工事に数百万円はかかる。

スタートするだけで、ですよ。

オフィス用に物件を借りるとしたら、
ただ契約するだけで数十~数百万円が必要です。

商売って、そういうものですよね。

自分で開業すると、そんなシビアな現実に直面することになりますが、
会社に雇われて給料をもらっている人が「自分で仕事を始めたい」と思った時、
そのあたりの認識が甘くなりがちなのでは、と感じています。


●「能力さえあれば好きに使っていい」という特殊

あなたはもう、「そう甘くない」と知っているかもしれません。

そう、甘いわけがない。

だとしたら、「仕入れも設備投資も要らない」という言葉の優位性が
どれほど強烈であり、どれほど羨望の的であり、どれほどありがたいかが
よく理解できるでしょう。

言葉そのものを売るのでなくても、言葉を使って何かを売ろうとしたとき、
すでにあなたには「言葉」があります。

言葉を使うのに経費はかかりません。
家賃も電気代も仕入れ担当者の人件費も宣伝広告費も、何も要らない。

「言葉」というメディアが持つ、きわめて特殊な性質です。

紙と鉛筆さえあればいい。
スマホでもパソコンでも、文章が書ける。
なんなら口で言って書き取ってもらってもいい。
声で録音しておいて、誰かに文字にしてもらってもいい。

そんな自由度の高い材料が、ほかにありますか?

陶器を焼くには、やっぱり粘土でなければいけない。
「なんなら小麦粉でも」というわけにはいきません。

「蜂蜜を使うのに、純粋はちみつを仕入れたいが、
高いから純粋はあきらめるか」という判断をするかもしれません。

しかし言葉なら、そんな判断は要らない。
どんな言葉も、無料です。

しかも、すでに持っている。
「どう使うか」の能力さえあれば、好きなものを好きなだけ使っていい。

こんな道具がほかにありますか?

それが言葉です。
言語能力です。
文章力です。

そこにある道具と材料を、タダで好きなように使って、
いくらでも「価値」を作っていい。

とはいえ誰にでも「価値」が作れるわけではない。
道具と材料を使いこなす能力があれば、の話。

料理に喩えるなら、
調理器具や食材をなんでも好きなだけ使わせてくれて、
しかも作った料理は自分で好きなように売っていい。

まるで「錬金術」ですね。

それが文章力です。

「文章力を身につけないとあまりにもったいない」理由が
お分かりいただけたでしょうか。

* * *

【レッスンメニューのご案内】

  1. 共鳴発声法で楽に無理なく話せるようになりたい……声のサロン
  2. 人間関係を日に日に好転させて豊かな人生を生きたい……どんどん良くなるレッスン
  3. 言葉、意識、身体の使い方をマスターするレッスン……オンラインことば学講座

何かがうまくいかないとき、苦しくなったとき、MKCカウンセリングはあなたの味方です。


なぜ何年経っても文章がレベルアップしないのか

●必要なことをせず、必要でないことを重ねてしまう

文章に関するお悩みが続々と届いていますよ。

私も次回の「文章の書き方講座」がますます楽しみになりました。

今日は当日の予習として、「なぜ文章がうまくならないか」という話をします。

こんなメールが届きました。

「もうかれこれ10年も仕事で文章を書いているのに、
上司には叱られるわ、集客の反応は薄いわで、落ち込みます。
即席に効果の上がる方法は無いものでしょうか。
すみません。無いのはわかっているのですが……」

さすがは毎日書き続けているだけのことはあって、
お手軽な方法がないことを知っていますね。

まあ、文章の力がガラリと変わるコツがないこともないのですが、
ベースとなる「文章力」が高まってからでないと、効果は上がりません。

上級者が受講する音楽のマスタークラスをイメージすると分かるでしょう。
上級者は先生のたった一言で「あっ、分かった!」がありうる。
長年感じていた「天井」を一瞬で突き抜けてしまうこともある。

ところが入門者が同じ指導を受けても、ベースができていないから、
コツを聞いてもピンとこないし、技を使いこなせない。

「なぜ文章がうまくならないのか」というお悩みに対して、
ひとつの答えをレッスンしましょう。

それは、「必要なことをしないで、必要でないことを重ねる」からです。

ほら、もしかしたらこの一言で、「あっ!」と気づいたかもしれません。

効果的な文章には、必要条件があります。
必要条件を満たしていないと、文章の目的を達成することができません。

その条件を、仮に「A、B、C」とします。

この3つの条件を適切に満たしているのが、力のある文章です。

ところが、何かが不足していたり過剰だったりすると、
文章には力がなくなってしまいます。

不足とは、たとえば来店を促すチラシに「地図」がないようなもの。
見た人はどうしたらいいか分かりませんよね。

過剰とはたとえば、着付け教室のチラシに「畳のイグサの品質や産地」から
「教室の所在地の歴史」「講師が生まれた日に関する母親の思い出話」まで
講師のこだわりでなんでもかんでも記載するようなこと。

「知ってほしい」気持ちが強すぎると、そうなりがちです。

不足や過剰を簡単に記号で表すと、

(1)A、B
(2)A、B×2、C
(3)A、B、C、D

こんな感じでしょうか。

(1)は必要な「C」が欠けている。
(2)は「B」を過剰に語っている。
(3)は余分な「D」が全体の効果を下げてしまう。

ここで問題です。

(1)の人は、何をしたら文章が良くなるでしょうか。
(2)の人は? (3)の人は?


●「言語行為」は会話も文章も同じ

答えは簡単ですね。

(1)の人は、Cを足せばいい。

(2)はBを適度なレベルに抑えればいい。

(3)はDを取り除けばいい。

ところが、問題はここからなんです。

多くの人の傾向ではあるのですが、「必要なことをやらず、
必要でないことをやる」せいで、ちっとも「A、B、C」にならない。

文章や言葉に対する意識から変えないと、

(1)の人は「Cは好きではない」などと言いながら放置したままだし、
(2)の人は「Bが大事だと思うんです」とさらに「B×3」にしてしまう。
(3)の人は「Dにも興味を持つ人がいるかもしれないので」と
相変わらず余計なことまで書いてしまう。

※ここ、すごく大事なところ!

だから、ますます「効果の低い文章」になっていくのです。

頭で理屈っぽく考えて納得しながら書こうとしているかぎり、
「今までと同じ結論」しか出せないので、
結局は「似たような文章の域を脱することができない」のです。

会話だろうとスピーチだろうと文章だろうと、
すべての「言語行為」について言えることですね。

この流れを変えるのが、「季節の講座」(文章の書き方講座)です。

* * *

【レッスンメニューのご案内】

  1. 共鳴発声法で楽に無理なく話せるようになりたい……声のサロン
  2. 人間関係を日に日に好転させて豊かな人生を生きたい……どんどん良くなるレッスン
  3. 言葉、意識、身体の使い方をマスターするレッスン……オンラインことば学講座

何かがうまくいかないとき、苦しくなったとき、MKCカウンセリングはあなたの味方です。

声で損したらもったいない

●音声レッスンも聴いてください

『内向型人間が声と話し方でソンしない本』はお手元に届きましたか?

「さっそくアマゾンで予約しました!」
「あとは届くのを待つだけです」
「レッスンを受けるまでのこの待ち時間も好き」

「じっくり読める、声の本」になりましたね。

しかも、読むだけでなく、音声レッスンが付いています。

なにしろテーマが「声」なので、
「文字だけで読んでも、どうトレーニングしたらいいか分からない」
という読者もいると思い、その懸念を担当編集者に伝えたところ、
「だったら音声も付けましょう」ということになりました。

本当にありがたい。

本を作るとき、文章だけだって大勢が関わって作るのに、
さらに音声ファイルまで渡すとなると、
録音やファイルの用意やサーバーの管理と、なかなか大変です。

録音技師にも依頼するので、お金もかかります。

今回の本は、それだけ恵まれたレッスン本となりました。
「届く声」をしっかり身につけてくださいね。


●「声なんか聞こえりゃ十分」

中には「声なんか聞こえりゃ十分だろう」と言う人もいます。

「歌手を目指すわけでもないんだから、
気取って良い声なんか出さなくても」と毒づく人もいる。

まさにそういうことなんですよね。
「聞こえれば十分」という状況が、まずある。

では、「聞こえる声」を確実に出している自信はありますか?

そう、「聞こえれば十分」とは言いながらも、
「聞こえない瞬間がある」としたら、コミュニケーションに支障をきたします。

聞こえづらい声は、「読めない文字」と同じで、
コミュニケーションの道具として機能しません。

まずは「聞こえる声」が最低限の必要条件といえるでしょう。

それこそが、今回の本のテーマです。

「相手にちゃんと届く声」ですから。

言い換えるなら、「コミュニケーションを成立させられる声」ですね。


●「聞こえる声」の効果は「安定感」

「聞こえる声」を確実に出せるようになると、
あなたの話し方に「安定感」が出ます。

「話していて安心」
「変な緊張感がなく、落ち着いて話していられる」
「信頼感がある」

車でいえば、車種や見た目や形ではなく、「ちゃんと走る車」ですね。

だから、乗っていて安心だし、変に心配しなくても
落ち着いて運転していられる。

「ちゃんと目的地まで行ける」という信頼感がある。

それが、あなたがこれから身につける声です。

しっくりくるコミュニケーションができる声を身につけましょう。

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  2. 人間関係を日に日に好転させて豊かな人生を生きたい
  3. 言葉、意識、身体の使い方をマスターするレッスン

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