チューニングの精度を上げよう

●もう申し込めます

「ことば学講座」を終えたところです。

来月の講座はもう申し込めるようにしてありますから、こちらからどうぞ。
   ↓
https://wsi-net.org/kotoba.html (ことば学講座)


●「馴染む」の良さ

ことば学講座の直後、こんなメールが届きました。

先生の講座に出させていただくと、必ず、
その時悩んでいることへの答えが、ピンポイントで返ってきます。
不思議です。今日もそうでした。怖いくらいです?!

最近いつも以上に、深い辛さを抱えて、元気をなくしておりました。
それに対して、今日の講座のテーマそのものが、
私が一番ほしかった内容でした。その直球加減がまた感動で、
講座の終わりには涙が出そうでした。

著書を読んでいて似た体験をする、との報告メールもよくいただきます。

「今の自分にとって必要な言葉がポンっと飛び込んでくる」。

それも、
「もう何回も読んだはずなのにも、こんな言葉があったなんて」
という驚きとともに。

なぜこんな不思議な現象が起こるのか。

私があなたに合わせてピンポイントの答えを返しているのではなく、
いつものように「原理原則」の話をしているだけなのですが、
あなたが自らチューニングを合わせてキャッチしているのです。

長く講座に通う受講者ほど、このような体験をしやすくなります。

大事な「原理原則」に馴染んでくると、
すでに「調律がほぼ合っている」状態だから、
ポイントに響きやすいのです。

馴染むって、いいですね。


●「初めての新鮮さ」よりはるかに価値が高い

最近から本を読み始めたり初めて受講したりした方から、
「目からウロコでした」
「今まで自分にはなかった視点なので、新鮮でした」
といったコメントをいただくことがあります。

ある意味、「初めての新鮮さ」ですね。

それはそれで悪くないのですが、私としては、
今後いずれ経験するであろう「馴染んだ感覚」のほうに
より高い価値を置きたい。

「新鮮な驚き」そのものを喜ぶ姿勢は、
新しいものを次から次へと味わおうとする姿勢になりやすく、
高まりや深まりにつながりません。

「へ~、へ~、へ~」と驚きを喜ぶのではなく、
大事な原理原則が間違いなく自分の中に取り込まれていて、
それをさらに強化していく感覚で受講してほしい。

「初めての新鮮さ」より「馴染んだ感覚」のほうがはるかに貴重。
日々の積み重ねによってのみ味わえる、深みのある喜びです。

●さらに徹底していくために

馴染むと、すでに「調律がほぼ合っている」状態になります。

「だから響きやすい」とお話ししましたね。

ただし、問題は「調律がずっと正しいままとは限らない」ことです。

ピアノでもバイオリンでもそうですね。
いつも弾き続けていれば、めちゃめちゃなチューニングにはならないけれど
少しずつズレた状態になってしまう。

これが「原理原則を知ってはいても、徹底できていない状態」です。

短期的に「徹底」するのは簡単でも、大事なのは持続です。
たいてい「このくらいなら、別にいいか」からほころびが始まります。

ホメオスタシスの引き離しに成功するまで徹底を続けないと、
「いつの間にか、また以前の状態に引き戻されている」になりやすい。

特に「少しだけ引き戻されている」は自覚しにくく、
成果を小さくしてしまうので、厄介です。

何でも同じですね。
「現状維持でかまわない」と思うと、衰えが始まる。
「さらに徹底的に」と自分に厳しくして、はじめて現状維持ができる。

正確で厳密なチューニングを何度も繰り返して、
チューニングの精度を高めましょう。

最高に気持ちいい毎日になりますよ。

* * *

【レッスンメニューのご案内】

  1. 共鳴発声法で楽に無理なく話せるようになりたい……声のサロン
  2. 人間関係を日に日に好転させて豊かな人生を生きたい……どんどん良くなるレッスン
  3. 言葉、意識、身体の使い方をマスターするレッスン……オンラインことば学講座

何かがうまくいかないとき、苦しくなったとき、MKCカウンセリングはあなたの味方です。

「ことば学講座」はこちらのページからお申し込みください。
   ↓
https://wsi-net.org/kotoba.html (ことば学講座)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA