論理が愛を育むのはなぜか

●「論理」のおかげでつながりが強靭になる

「論理は愛の行為」というメカニズム、
しっかりあなたの中で理解できましたか?

論理は愛を育みます。
論理が仕事の関係を育てます。

このメカニズムを、さらにしっかり理解しましょう。

・なぜ「論理」が弱い人の人間関係は、脆いのか。
・「論理」が甘い人は、なぜ人間関係が長続きしないのか。

「論理」は言葉のつながりです。
だから、言葉の「構造」を作ります。

レンガを積んで建物を作っていくようなものですね。
レンガの積み方が「論理」です。

それだけではありません。
論理は「つながり」ですから、
レンガを互いにくっつける「モルタル」の働きもしています。

前回、

・理屈抜きに好き
・好きであることに、理由なんてない
・だって好きなんだもん

こういうのが本当の愛なんじゃないの? という感覚があるかもしれません。

こんな例を挙げました。

「理屈抜き」「理由はない」は、「モルタルがない」状態です。
レンガをただ積み木のように積んだだけの状態。

何かあればすべてが崩れ落ちます。

人間関係でいえば、「別れ」「離婚」「関係の自然消滅」などですね。

「なんとなく」存在するものは、「なんとなく」消滅します。

こんなメールが届きました。

わたしも昔は「理屈抜きに好き」で良いと思っていたんです。
でも、今は違います。

それは論理がないと好きでい続けることが難しいから。
「理由なんてない」というのは、じつはすごく不安定なんですよね。

すばらしい。論理の本当のパワーをよくご存じですね。
「理由なんて無い」は不安定で、当てになりません。

適切な方法で言語化し、論理を使いこなせば、積み重ねになっていきます。

さらに続けて引用します。

論理は言葉でもあるので、心だけでなく言葉でも自分が納得できていないと
拠り所になるものがないので、ある日突然キライになってしまう可能性も
あると思うからです。

その点、論理的に好きな理由をわかっていれば
確実に意識の中で自分の意志、気持ちとして確認ができます。

これは、理由がないという形の無い状態に比べたら
「言葉として存在している」という意味で圧倒的な存在感を感じるんですよね。

まさにそのとおりですね。

私たちはこれほどまでに、言葉と共にあります。

「理由? そんなの無い」「なんとなく~」では、
最初のうちは良いとしても、あやふやすぎて、信頼感がない。

だから長続きしないし、すぐに壊れる。
「安定して育てていける、大人の関係」ではありませんよね。

言葉によって、論理によってこそ、関係が強固なものとなっていきます。
人間関係も、仕事も、そう。

私たちはホモサピエンスであり、サピエンスとは「知っている」。
イタリア語「sapere」(知っている)をご存知かもしれません。

「知恵あるヒト」などと訳されますが、
中身がわかるように言えば、「論理構造がわかる存在」という意味です。

ヒト以外に、論理構造がわかる存在はいません。
論理構造がわかる存在となら、まともに付き合えます。

犬や猫や鳥や虫は論理構造がわかりません。
だから、言葉らしきものを話すオウムや九官鳥に対しても、
仕事の相談をする人はいません。

「論理」がわかる相手なら、「まともに付き合える」と感じます。

「論理」がわからない相手とは、「それなりの付き合いしかできない」。
あるいは、「不可解」「怖い」。

これは「ホモサピエンスとしての本能」といえるでしょう。

言語コミュニケーションの基礎である「論理」は
しっかり押さえて身につけておきましょう。

丁寧にレッスンしますからね。

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