●あなたの言葉をチューニングする方法
本格的に、「言葉のチューニング」を始めますよ。
仕事がうまくいくかどうか、
好きな人に可愛がられるかどうか、
人間関係がうまくいくかどうかは、
「言葉のチューニング」ができているかどうかにかかっています。
言葉と意識には、チューニングが必要です。
生きているうちに「言葉のズレ、歪み、狂い」が生じるからです。
もう少し詳しく言うなら、言葉という入力装置を使って、
いかに潜在意識にプラスの入力をするか。
そして、潜在意識からの出力をいかに適切に言語化できるか。
すべてはこの情報の入出力によって決まります。
何かの言葉を見聞きして、何を思い、どんな行動を起こすか。
何かの出来事に接して、どんな言葉が自分の中から浮かんでくるか。
たとえば今、こうしてレッスンの文章を読んでいて、
どんな言葉があなたの中から浮かんでくるか。
それによって、すべてが決まります。
以前に「調律していないピアノで良い演奏はできない」
という言葉をご紹介したことがあります。
調律がぴったりできているピアノと、調律していないピアノを比べて、
「調律していないピアノのほうが好き」というピアニストはいません。
言葉も同じです。
他人から信頼が得られる人は、言葉のチューニングが正確です。
好きな人に大切にされる人は、言葉のチューニングが適切です。
「チューニングがズレている人のほうが好き」という人はいません。
あなたの「言葉のチューニング」作業をしていきましょう。
●なぜあの人は愛されるのか
人から支持される人、愛される人、仕事で高く評価される人がいたら、
言葉の使い方を観察してみてください。
何かを見聞きしたときに出てくる言葉が、ポジティブです。
何かを言われて返す言葉が、適切です。
「言葉のチューニング」ができているからです。
もし仮に、明らかに「言葉のチューニング」がおかしいのに
可愛がられたり支持されたりしている人がいたとしたら、
いつかどこかで逆転現象が起こります。
新入社員の頃にちやほやされていた同僚が、
ふるまい方の方針(ちやほやされたい)を変えないまま10年経ったら、
人から陰でバカにされる立場になっていた、ようなもの。
「バッカじゃないの、ぎゃはは」と他人をバカにして品のない反応をする人が
仮に素敵な彼氏に恵まれているとしたら、そこには無理がかかっているので、
心を入れ替えて「言葉のチューニング」を進めないかぎり、
どこかで足をすくわれかねない。
いつかどこかで、ズレた言葉のチューニング状態にふさわしい、
無理のかからない均衡状態へと向かうからです。
まさに「deserve」ですね。
ズレた言葉のチューニング状態とバランスの取れた、
現状にふさわしい、似つかわしい立場になってしまうわけです。
つまり逆に自分が「バッカじゃないの、ぎゃはは」とバカにされるような
人間関係に置かれたり、
そうやって攻撃や非難をしながら自分を相対的に高めようとしないと
平穏な気持ちで生活できないような立場へと追い込まれていきます。
言葉は人そのものであり、
人は自分にふさわしいものしか手に入れられない、
ということですね。
●今月のことば学講座からスタート
さっそく始めますよ、あなたのチューニング。
今月のことば学講座からです。
もう今週ですね。
あなたの中の言葉を調律していきます。
あなたの中から出てくる言葉が変わるのを体験してください。
そして、中から出てくる言葉が変わると、相手の反応がどう変わるかを
しみじみ味わってください。
言葉を口に出せば反応は明確だし、口に出さなくても不思議と反応が変わる。
中で浮かんでいる言葉は、表情や声に影響するからです。
あなたの中にいつも、気持ちいい言葉、人を心地よくさせる言葉、
成功するために効果のある言葉が浮かび、渦巻くようになります。
そうなれば、もはやあなたは、違う存在になった、
良いものを手にするにふさわしい自分になった、と言えるでしょう。
手に入れるものが変わるのは、当たり前です。
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