あなたの「運命」を変える方法

●「彼と別れることになったとしても、運命だから」

今回のことば学講座で、「運命」という言葉が出てきましたね。

「運命は変えられる」
「いや、変えられないから運命と呼ぶ」
といった言い方はありますが、どちらも正解です。

変えられると思っている人は変えられるし、
変えられないと思っている人は変えられない。

潜在意識はそういうふうにできています。

「彼と別れることになったとしても、運命だから」
なんて言っていた人は、いずれ別れているでしょう?

「運命は変えられる」「運命は変えられない」だけでは、
一番大事なポイントが抜けています。

次のように挿入すれば、誰でも理解できる表現になる。

「運命は、自分が変われば、変えられる」
「運命は、今の自分のままでは、変えられない」

つまり、自分を軽やかに変えられる人なら、
運命を良い方向に変える方法があります。

自分というものにしがみついて変えたくないなら、
運命に翻弄されて、「思うようにいかず苦しい」まま。

今、あなたの現状を縛っている運命を、変えましょう。
それが今度の「会話」のレッスン、つまり言葉のレッスンです。

言葉を変えれば、運命が変わります。


●少しだけ無理をする快感

トレーニングは、「少し無理をする」のが必要条件です。

ラクで楽しいだけの行為は、自分を変えるトレーニングになりません。

発声練習で「喉を開ける」とき、無造作にやれるレベルにしか
喉を開けようとしなかったら、いつまでも喉は詰まったまま。

筋トレで、楽に持ち上がるウエイトしか使わなかったら、
回数を少々増やしたとしても、筋力アップのトレーニングにはならない。

語学でボキャブラリーを増やそうと思っても、
「無理のないやり方で」と一日5語くらい覚えていくやり方では
まず成果は上がらない。

トレーニングとは、自分に負荷をかけなければ、意味がないのです。

潜在意識のトレーニングだって、その点は同じです。
快適になるためのトレーニングだとしても、
トレーニング自体が快適では、トレーニングにならない。

たまに「無理にならない程度にトレーニングを続けます」
と宣言する人がいますが、それではかえって効果が上がりません。

トレーニング自体を楽しむのはすごく大事なのですが、
「楽なトレーニングで自分を変えたい」では虫がよすぎます。
負荷をかけた人だけが、成果を享受するのです。

ある意味、公平ですね。

トランストレーニングもそう。
「なかなか成果が上がらない」と相談をくれる受講者は、
聞いてみると「トレーニングの絶対量が少なすぎる」。

自分の生活の中で、トレーニングが占める「意識的」
「時間的」割合が小さすぎるのです。

意識的割合とは、つまりメンタルシェア。
ふだんからどのくらい頻繁に、トレーニングのことを考え、
意識しながら生活しているか。

「生活のすべてがレッスンなんですね」と
何かに気づいたように報告してくれる人が時々います。
そういう人は、一日の大半をレッスンタイムとして過ごしているはず。

時間的割合はわかりますね。どのくらいの時間を注いでいるか。

たとえ遠方で、東京や新潟での講座にはなかなか来られないとしても、
自宅で、職場で、移動中に、休日に、寝る前に、起きた直後に、
レッスンを意識した時間を長く確保することはできるはず。

意識の割合が増えれば、時間の割合は自動的に増えます。
その結果として、当たり前のように、レッスン効果が上がります。

これらの「シェア」がそもそも少なかったら、
レッスン効果が上がらないのは当然です。

「軽~く息が上がる程度に、少し無理する」と
いつも意識してみてください。

そのうち、「少しの無理」が快感になります。
体はそういうふうにできているのです。

「少しの無理」が快感になったら、急激に変わります。
「刮目して見よ」というくらい、
いや、括目(目をこすってよく見ること)なんかしなくても
余裕でわかるくらい、劇的に変わります。

先日も、「東京での講座に今回は出られない」とあきらめていたのに
前日になって「あ、なんとかなりそう」と飛んできた方もいました。

まさに「少しの無理」ですよね。「けっこうな無理」かもしれない。
それをすることで、自分と周囲の状態が変わるのです。

「少しの無理」をいつも意識して、トレーニングの負荷を高めましょう。

* * *

【レッスンメニューのご案内】

  1. 共鳴発声法で楽に無理なく話せるようになりたい
  2. 人間関係を日に日に好転させて豊かな人生を生きたい
  3. 言葉、意識、身体の使い方をマスターするレッスン

何かがうまくいかないとき、苦しくなったとき、MKCカウンセリングはあなたの味方です。

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