その疲れから解放されるとどんな感じか

●どうして疲れが抜けないのか

ことば学講座で「脳の使い方」の話をします。

言葉の調律を進めていくためには、脳を正しく理解する必要があるからです。
言葉は思考であり、思考は脳がつかさどっているからです。

明日の話(脳の性質)を聞いて、多くの方はおそらく、
「えっ、そうだったの?」「正反対だと思っていた」と驚くことでしょう。

最先端の脳研究者の中ではすでに常識でありながら、
一般向けの本や雑誌にはなぜか今もって正反対のことが書かれているので、
よかれと思って何かを考えたり、やり方を工夫したりして、
結果的に脳でエネルギーを無駄遣いしている人が多いのです。

たとえば、ここ数十年は「脳は使えば育つ」と信じられてきました。
事実、年を取っても脳細胞が増えて育つことが分かっています。

ところが、大事なのは「使い方」であることが最近分かってきました。
脳の性質に合った使い方なら、脳細胞は育ち続ける。

実に希望が持てる、うれしい情報ですね。

ところが、逆に怖い発見もある。

下手な使い方をすると、脳を使い果たすかのようにすり減らし、
使いものにならなくなってしまう可能性すらあるという。

しかも怖いことに、脳に適していない「下手な使い方」を
市販の本や雑誌では「いい脳の使い方」として推奨しているのが現状。

昔はよく、「退職したら頭を使わなくなってボケちゃった」
などと言われたものですが、
実のところは「下手な使い方を長年続けてきたから、使い切っちゃった」
と最先端の研究では主張されるようになった。

適切な脳の使い方を早く覚えないと、えらいことになりますね。

ドえらいことに。

まあ、確かに車も楽器もそうですから、当たり前なのでしょうけれどね。。

・使わずにしまっておくと、まともに動かなくなる
・いつも使っている機械は調子がいい
・しかし、下手な人が使うと、あっという間に壊してしまう

脳もまったく同じなんですね。

しかも、トレーニングや運動によって脳細胞は何歳でも増え続けるけれど、
心理的ストレスがかかると増えなくなるという。

ストレスは、自分の中に浮かんでくる「言葉」が最大の原因なので
言葉の調律がどれほど重要なのか、分かりますね。

そう、「脳の使い方」の良し悪しは、言葉で決まります。
言葉は意識の入力装置ですから、当然といえば当然か。


●脳の使い方を改善すると

「言葉の調律」の一環として脳の使い方を改善しますが、
すばらしい副産物が手に入ります。

「疲れにくくなる」のです。
エネルギーの大食漢である脳が、
「エネルギーの無駄食い」をしなくなるからです。

同じ仕事をしても、ぐったり疲れる人と、ピンピンしている人がいますね。

「いつも元気そうですね」と言われる人と、
お世辞にも元気そうとは言ってあげられない人。

「いつも元気そう」と言われるのに、実はくたくたに疲れきっている人も。

この差はどこからくるのでしょうか。

疲れやすい人は、脳がエネルギーを無駄遣いしているから
「動けない、動きたくない、ダラダラしていたい」状態になります。

しかも──ここがおもしろい──ダラダラしながら脳でエネルギーを浪費して
さらに疲れていく。

休日に「今日は一日中ダラダラして、徹底的に疲れを取ってやる」
と決めて、だらしないくらいダラダラ過ごしたのに、
ちっとも疲れが取れなかった経験はありませんか?

大丈夫。明日から変わります。

「わたし、疲れやすい体なので」とこぼす人は多いのですが、
心配は要りません。疲れやすい体に生まれついたのではなく、
脳の使い方を知らないだけですから、脳の使い方を改善すれば
疲れにくい人に一瞬で変われます。

まあ、脳の使い方は習慣なので、習慣を変えるだけの時間は必要ですが、
脳に「ガソリンの垂れ流し」をやめさせて、有効な使い方に切り替えれば、

・疲れにくい体
・疲れたとしてもスッキリ爽やかな疲れ
・回復しやすい体

が手に入ります。

いわば、「言葉の調律」を丁寧に続けた自分へのご褒美ですね。

これが、おそらくあなたが予想している以上に、
価値の高いご褒美となるはずです。

日々の疲労蓄積は、決して甘く見られないほど
人をむしばむからです。

私のレッスンを受けている人全員に「疲れ知らずの人」になってほしいので、
明日の話はいつも以上にじっくり聞いてくださいね。

毎日がきもちよ~くなりますよ。

* * *

【レッスンメニューのご案内】

  1. 共鳴発声法で楽に無理なく話せるようになりたい
  2. 人間関係を日に日に好転させて豊かな人生を生きたい
  3. 言葉、意識、身体の使い方をマスターするレッスン

何かがうまくいかないとき、苦しくなったとき、MKCカウンセリングはあなたの味方です。


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