なぜうまくいく人が少数派なのか

●あなたを「うまくいく体質」に変えよう

うまくいく人は、少数派です。

だから今回の「魅力アップ講座」では、
あなたを「うまくいく体質」に変えます。
来週を楽しみにしていてくださいね。

あなたのまわりを見ても、「長く成功している人」は
ごくごく一握りのはずです。

うまくいくのは1%ぐらい?
もっと少ないでしょう。

羨ましいくらい順調にいっていたお友達が、
なぜか急に立て続けに不運に見舞われたり。

中高生の頃にあんなに可愛くてモテたはずの女の子が、
やけに険しい顔つきになって、幼子に罵声を浴びせている姿を
何度も目撃されていたり。

起業した友人が、しばらくは何もかもうまくいって安心していたら、
人間関係のトラブルがきっかけであっという間に廃業したり。

「えっ、あんなに仲が良かったのに!?」と信じられなかったけれど、
実は8年前からセックスレスで離婚のタイミングを見計らっている、
と聞かされたり。

「長く成功していける人」は少数派です。

隣の芝生は青く見えるので、
「あの人は長く成功している」ように見えて、
「私もあんなふうになりたい」と願うものですが、
実際にはそうでもない。

家族や恋人など身近な人との関係が険悪だったり、
夫の浮気にずっと悩まされていたり、
経済的にギリギリだったり、毎日がつらくてたまらなかったりする。

なぜ、うまくいく人は少数派なのでしょうか。

なぜ、成功が長続きしないのでしょうか。

なぜ、うまくいけばいくほど、どこかでストンと落ちやすいのでしょうか。


●こうすれば長くうまくいく

答えはシンプルです。

原理原則(principle)から外れていると、
「安定した積み重ねにならない」からです。

principleは「法則」と訳すほうがわかりやすいでしょうか。
まあ今日は「原理原則」でいきましょう。

たとえば、発話行為の適切さ。

口は災いの門というとおり、人間社会において言葉は
他者との関係を決めます。

どんなときにどんな言葉を口にするかが原理原則に従っていれば、
長くうまくいきます。

現代人は「原理原則」より「自由」「自分の価値観」「好み」で
物事を選ぶほうが好きですが、原理原則のほうが本来は先です。

原理原則のほうを優先できる人は、長くうまくいきます。
自分の価値観や思い込みを優先する人は、不安定だからどこかで崩れやすい。

たとえば、思考パターン。

言葉も「考え方」から生じます。
思いどおりにいかない状況でどう感じ、何を考えるかが
原理原則に従っていれば、長くうまくいきます。

自分の希望と筋を通すことは、どちらが優先か。
何には時間をかけたほうがよく、何には時間をかけないほうがいいか。
過去と未来とどちらを重視したほうがうまくいくか。

等など、すべて「思考パターン」によって一人一人異なります。

一人一人異なるから、「みんながうまくいく」なんてありえないわけです。
「みんながそれぞれにうまくいく」なら理想ですが、
残念ながら現状はそうなっていない。

「原理原則に従っているごく少数の人たちだけが、
長くうまくいく」のが現実です。

発話行為と思考パターンの2つだけでも、
適切におこなえる人はそれぞれ10~20%程度でしょう。

つまり、両方が原理原則に従っている人は、多く見積もっても4%です。

早くも4%ですよ。たった2項目だけで。
もちろん大事な原理原則は2つで全部ではありません。

しかも、10~20%どころか、ほぼすべての現代人が
正反対を正解と信じているような事柄が多数あります。
性に関わることは、そのひとつですね。

そういうものは「大衆向けではない」として。
メディアに乗らない。
ごく一部の人たちだけが共有している「うまくいく法則」です。

テレビや雑誌は「乱れて崩れた言葉のオンパレード」だし、
「それはそれ」と容認されている現状がある。

「筋の通った考え方」「与えられたことを全力でやろう」よりも、
「好きなことをやったもん勝ち」「夢を叶えよう」「人生一回限り」
みたいなほうがメディアウケ、大衆ウケする。

だから、「良い状態が長くは続かない」なんて、むしろ当たり前。
長く続いたらおかしいのです。
うまくいったら、逆に「なぜだろう」と首をかしげます。

「言葉は大事」と聞いて、口では「そうですよね」と同意し、
上司の前ではおとなしく丁寧な敬語で受け答えをしていたのに、
仕事が終わった途端、友人と会ったら「かったり~、やってらんね~」では
完全に原理原則から外れています。

「使い分け」の問題ではないのです。
自分という人間をどう育てていくかの問題です。

* * *

【レッスンメニューのご案内】

  1. 共鳴発声法で楽に無理なく話せるようになりたい
  2. 人間関係を日に日に好転させて豊かな人生を生きたい
  3. 言葉、意識、身体の使い方をマスターするレッスン

何かがうまくいかないとき、苦しくなったとき、MKCカウンセリングはあなたの味方です。


あなたの「運命」を変える方法

●「彼と別れることになったとしても、運命だから」

今回のことば学講座で、「運命」という言葉が出てきましたね。

「運命は変えられる」
「いや、変えられないから運命と呼ぶ」
といった言い方はありますが、どちらも正解です。

変えられると思っている人は変えられるし、
変えられないと思っている人は変えられない。

潜在意識はそういうふうにできています。

「彼と別れることになったとしても、運命だから」
なんて言っていた人は、いずれ別れているでしょう?

「運命は変えられる」「運命は変えられない」だけでは、
一番大事なポイントが抜けています。

次のように挿入すれば、誰でも理解できる表現になる。

「運命は、自分が変われば、変えられる」
「運命は、今の自分のままでは、変えられない」

つまり、自分を軽やかに変えられる人なら、
運命を良い方向に変える方法があります。

自分というものにしがみついて変えたくないなら、
運命に翻弄されて、「思うようにいかず苦しい」まま。

今、あなたの現状を縛っている運命を、変えましょう。
それが今度の「会話」のレッスン、つまり言葉のレッスンです。

言葉を変えれば、運命が変わります。


●少しだけ無理をする快感

トレーニングは、「少し無理をする」のが必要条件です。

ラクで楽しいだけの行為は、自分を変えるトレーニングになりません。

発声練習で「喉を開ける」とき、無造作にやれるレベルにしか
喉を開けようとしなかったら、いつまでも喉は詰まったまま。

筋トレで、楽に持ち上がるウエイトしか使わなかったら、
回数を少々増やしたとしても、筋力アップのトレーニングにはならない。

語学でボキャブラリーを増やそうと思っても、
「無理のないやり方で」と一日5語くらい覚えていくやり方では
まず成果は上がらない。

トレーニングとは、自分に負荷をかけなければ、意味がないのです。

潜在意識のトレーニングだって、その点は同じです。
快適になるためのトレーニングだとしても、
トレーニング自体が快適では、トレーニングにならない。

たまに「無理にならない程度にトレーニングを続けます」
と宣言する人がいますが、それではかえって効果が上がりません。

トレーニング自体を楽しむのはすごく大事なのですが、
「楽なトレーニングで自分を変えたい」では虫がよすぎます。
負荷をかけた人だけが、成果を享受するのです。

ある意味、公平ですね。

トランストレーニングもそう。
「なかなか成果が上がらない」と相談をくれる受講者は、
聞いてみると「トレーニングの絶対量が少なすぎる」。

自分の生活の中で、トレーニングが占める「意識的」
「時間的」割合が小さすぎるのです。

意識的割合とは、つまりメンタルシェア。
ふだんからどのくらい頻繁に、トレーニングのことを考え、
意識しながら生活しているか。

「生活のすべてがレッスンなんですね」と
何かに気づいたように報告してくれる人が時々います。
そういう人は、一日の大半をレッスンタイムとして過ごしているはず。

時間的割合はわかりますね。どのくらいの時間を注いでいるか。

たとえ遠方で、東京や新潟での講座にはなかなか来られないとしても、
自宅で、職場で、移動中に、休日に、寝る前に、起きた直後に、
レッスンを意識した時間を長く確保することはできるはず。

意識の割合が増えれば、時間の割合は自動的に増えます。
その結果として、当たり前のように、レッスン効果が上がります。

これらの「シェア」がそもそも少なかったら、
レッスン効果が上がらないのは当然です。

「軽~く息が上がる程度に、少し無理する」と
いつも意識してみてください。

そのうち、「少しの無理」が快感になります。
体はそういうふうにできているのです。

「少しの無理」が快感になったら、急激に変わります。
「刮目して見よ」というくらい、
いや、括目(目をこすってよく見ること)なんかしなくても
余裕でわかるくらい、劇的に変わります。

先日も、「東京での講座に今回は出られない」とあきらめていたのに
前日になって「あ、なんとかなりそう」と飛んできた方もいました。

まさに「少しの無理」ですよね。「けっこうな無理」かもしれない。
それをすることで、自分と周囲の状態が変わるのです。

「少しの無理」をいつも意識して、トレーニングの負荷を高めましょう。

* * *

【レッスンメニューのご案内】

  1. 共鳴発声法で楽に無理なく話せるようになりたい
  2. 人間関係を日に日に好転させて豊かな人生を生きたい
  3. 言葉、意識、身体の使い方をマスターするレッスン

何かがうまくいかないとき、苦しくなったとき、MKCカウンセリングはあなたの味方です。