●論理的に考えたら、仕事の悩みが減った
あなたの論理力を高めるために、
「ことば学講座」で論理のトレーニングをしていますね。

「論理のレッスンを受講してから、仕事の悩みが減りました」
というご報告をいただきました。
論理力が高まったことで、「相手によって変えなければならない説明の仕方」
が適切に区別できるようになったそうです。
よかったですね。
人をまとめる立場や、指導的立場になったら、
ハイレベルな論理力が必要になります。
「話す力」「聞く力」「書く力」「読む力」を支える大事な能力です。
「論理力」=「言葉を使う能力」
ですね。
論理力が高まると、仕事がうまくいくようになります。
なぜか。
仕事の多くの局面で、言葉を使って論理的におこなう必要があるからです。
なんとなく感覚的に付き合える家族や友人とは違って、
仕事の関係者とは「あうんの呼吸」など通用しません。
「例の件はいい感じだから、その調子でやっといて。よろしく」
上司がこんな非論理的な指示をして、ミスやトラブルが生じたら、
上司のせいです。
「例の」
「いい感じ」
「その調子」
「よろしく」
いずれも論理力の高い人なら引っかかる言葉です。
使ってはいけない言葉、というわけではありませんが、
具体的に何を意味するのかをお互いにわかっている場合にしか使えません。
なのに多くの場合、話し手さえ具体的な内容をわかっているわけではなく、
聞き手は何かを理解したつもりになって「わっかりました~!」などと
安請け合いしてしまう。
だから、指示を人から人へと伝達のリレーをしなければならない仕事で、
行き違いが生じるのも当然です。
●実用的な論理とは
ところで、あなたがトレーニングして仕事や人間関係に役立てるのは、
「論理」であって「論理学」ではありません。
論理学という学問は、もはや数学に近い。
たとえば、

「日曜日には新幹線が込み合います」
という一文を、
「A→B」
と表現するようなもの。
数学の授業で「∴」(ゆえに)なんて記号が出てきたのを
覚えているかもしれませんね。
もちろん抽象化は有効で時に必要なのですが、「極限まで抽象化」すると、
実用から遠ざかって趣味の世界になってしまいます。
言葉のままでしっかり考えて操作するトレーニングが、
実用的な言葉の能力につながります。
これはたとえば、
「人とのコミュニケーションには人間心理を知る必要があるとはいえ、
心理学を修めるのがいいかといえば、そうではない」
というようなもの。
「心理学者の誰それが何年にこれこれという説を発表した」
「誰それの○派と誰それの△派に分かれた」
みたいな心理学の基礎は、専門家やマニアがやればいい。
パソコンを使いこなすために、コンピューターの成り立ちから学ぶのは
あまりに余計ですね。
論理学にもそういう部分が多々あるので、好きならやってもいいのですが、
実用的な言葉の能力を高めるには、「言語学的な視点から論理をトレーニング」
するほうがいい。
「目的」は論理そのものではなく、コミュニケーションや人間関係ですから。
あなたには「コミュニケーション能力を高める論理」を
マスターするレッスンをしますからね。
それが心理言語学に基づく、実用的な論理力トレーニングです。
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