●楽に出ている声で会話をすると、相手はきもちいい
来月末の「秋の講座」に向けて、
ここしばらく「会話」を取り上げていますね。
素敵な人間関係を目指すあなたが、
なぜ「会話」のトレーニングをしたほうがいいのか、
理由はもうわかりましたか?
MKCレッスンの一部ですから、
「他人に説明できるように」なっていてください。
「説明」は潜在意識と顕在意識をつなぐ行為として、
すごく大事です。
実際に誰かに説明する必要はありません。
MKCレッスンはあなただけの特別なレッスンですから、
誰かに勧めたり説明したりする必要はない。
運よく縁があれば、そして「その時」が来れば、
いつかちゃんとMKCと出会いますから、勧めなくていいのです。
ですから、実際に誰かに説明するわけではありませんが、
あなた自身のトレーニングとして、
「説明しようと思えば説明できる」状態がプラスになります。
なぜあなたは、「会話」のトレーニングをしたほうが良いのですか?
●相手を気持ちよくさせる会話、不快にさせる会話
理由はいくつか異なる方向から説明できます。
ひとつの山頂に至るにも、複数のルートがあるように。
今日は「相手を気持ちよくさせる会話」というルートから
お話ししましょう。
おなじみ、「声」の話です。
こんなメールが届きました。
職場の同僚とランチしていて言われました。
「楽に声が出ている感じで聞きやすい」と。
すばらしい。その同僚とは、うまくいきますよ。
「声が楽に出る」のは、共鳴発声法に顕著な特徴です。
丁寧にトレーニングしていますね。
楽に出ている声は、聞き手にとって「気持ちいい声」。
強く押したり、がんばって張り上げたり、
低くうなったりする声は、聞き手にとって不快な声です。
音と匂いは無意識領域に侵入して、生理的な反応を引き起こします。
「あ、この音、好き」「この匂いキライ」と意識に上る場合もあれば、
上らない場合もありますが、どっちにせよ無意識下で作用して
快不快を引き起こすのです。
同僚から「声が楽に出ている感じで聞きやすい」と言われたのであれば、
意識に上ったわけだから、わかりやすくて助かりますね。
その同僚とは、良い関係を築いて長いお付き合いができるはず。
同じく目に見えない匂いに比べても、声は意識に上りにくいので、
よほど声の意識が高いか、耳が良い人なのでしょう。
たとえ意識に上らなくても、無意識下であなたの声から快を受け取り、
ちゃんとうまくいくんですけれどね。
●逆の声でランチをしたら
怖いのは、共鳴発声法ではない声で
ランチの間ずっとしゃべってしまった場合です。
自分から積極的に話題を提供しても、がんばってニコニコしていても、
丁寧で感じのいい言葉遣いの努力をしても、
その努力が報われないのだから、怖い。
せっかくのデートでも、仲良くなりたくて、良い雰囲気にしたくて、
しゃべればしゃべるほど、裏目に出てしまう。
「会話は声だけじゃないと思うんですけど、
本当に声だけでモテたり嫌われたりするんですか」
と質問されたことがあります。
たしかに、「声」は「会話」を構成する要素のひとつに過ぎませんが、
しかし非常に重要な要素です。
ほかにも、語彙や話題や言葉遣いやビジュアルや相づちや
座るポジショニングやアイコンタクト等など、
大事な要素が会話レッスンには出てきます。
そんな中でも「声」は、特に大事。
楽器でいえば、「どんな音が出るか」ですから、
演奏の大半が決まってしまうのは当然です。
どんなにイイ色のバイオリンでも、演奏する姿がどんなに格好よくても、
選曲が絶妙でも、服の仕立てが最高でも、笑顔がまぶしくても、
伴奏者(つまり周囲のサポート)がすばらしくても、
出る音が「ガリガリ」だったら、カバーは不可能。
会話にとって、「声」はそういう要素です。
共鳴発声法で話し続けるトレーニングを始めますよ。
会話はあなたを救います。
今日は会話の「声」についてお話ししました。
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